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安田 好隆
メキシコ

メキシコ通信~「Si se puede!」やればできるさ!~

安田 好隆
1984年9月19日生まれ。東京都出身。高校時代より指導者を目指し、卒業前から母校である國學院久我山高校の指導にあたる。横河武蔵野FCの指導を経て、2007年8月にメキシコへ。メキシコ第2の都市グアダラハラで、チーバス・デ・グアダラハラやCFパチューカのサッカースクールでの監督を経験した後、現在は隣国ベリーズとの国境の町チェトゥマルにて、メキシコ3部リーグ所属のChetumal FCトップチームで指導。また、スポーツコーディネーターとして日本から来るクラブのメキシコ遠征コーディネートやメキシコ人指導者による日本でのサッカークリニックも行っている。メキシコサッカー協会公認ライセンス レベル4(最高レベル)取得。「Si se puede!」(スィ・セ・プエデ)は、スペイン語で「やればできるさ!」の意。

メキシコ

■ワールドカップ後に海を渡った、メキシコ人3選手

2010.8.10


こんにちは。

ワールドカップも終了し、メキシコでは早くも国内リーグ戦、リベルタドーレス杯、CONCACAFチャンピオンシップなど続々とスタートしています。
そんな中、今回のワールドカップでの活躍が認められ、ヨーロッパに移籍した3選手を今回は紹介したいと思います。

まず、1人目はパブロ・バレーラ(23)選手。メキシコシティーに本拠地を置くプマスUNAMに所属していた彼は、ワールドカップ前のリーグ戦ではコンスタントに試合に出場していなかったものの、直前のヨーロッパ遠征での親善試合等でスーパーサブとして起用された。途中交代出場ながらも結果を出し、その勢いのままワールドカップでも素晴らしい活躍を見せました。

その活躍が認められ、2010年7月にイングランドプレミアリーグのウエストハム・ユナイデットFCへの移籍を勝ち取りました。ウエストハムには、同じワールドカップのメキシコ代表でFWとして活躍したギジェルモ・フランコ(29)選手も所属し、先日行われたイプスウィッチ・タウンFCとの親善試合で念願のデビューを果たしました。

2人目のエフライン・フアレス(22)選手は、スコットランドの名門で、現在、横浜F・マリノスに所属している中村俊輔選手も過去に所属していたセルティックへ移籍。パブロ・バレーラ選手と同じ、プマスUNAMに所属していた彼は、ジョバンニ・ドス・サントス(トットナム)、カルロス・ベラ(アーセナル)らと同じ2007年U-17ワールドカップの優勝メンバーでした。大会後、ヨーロッパに移籍するも、結果を出すことができず、プマスUNAMに復帰。その苦い思いを今回のヨーロッパ移籍で払拭(ふっしょく)することを誓っています。彼も先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦のSCブラガ戦に先発出場しています。

そして、最後にハビエル・エルナンデス(22)選手は、僕が住むグアダラハラに本拠地を構えるチーバスから、イングランドの名門マンチェスター・ユナイデットに移籍。同チームのファーガソン監督が「ワールドカップ後では、彼を失ってしまう可能性がある」と語ったといわれ、ワールドカップ前に移籍は内定していました。2009-2010シーズンに才能が開花し、リーグ戦28試合で21得点。メキシコ代表にも初招集され、その勢いのままワールドカップメンバー入り、ワールドカップでも得点しました。

先日アメリカで行われた、MLSオールスターズとの親善試合でデビューすると、早速初ゴールをマーク。まさに、今が旬の選手。メキシコフットボール界のシンデレラボーイといえるでしょう。

7月30日にメキシコ、グアダラハラで、チーバスの新スタジアムのこけら落としとして親善試合、チーバスvsマンチェスター・ユナイデットが行なわれました。エルナンデス選手は、前半をチーバスでプレーし、後半をマンチェスターでプレーするという何とも奇抜なファンサービス。彼はチーバスとしてプレーした、前半にスタジアム第一号となる先制ゴールも上げました。ヨーロッパでの活躍も期待しています。

日本では、メキシコ国内リーグを見ることは非常に難しいと思いますが、ヨーロッパのクラブに所属しているメキシコ人選手は、ここで紹介している選手の他にもいますし、その数も年々増えてきています。ヨーロッパに渡る選手の数が増え、活躍できれば、メキシコフットボールも少しずつ注目されていくことでしょう。今回、海を渡る3選手にはぜひ「メキシコ」という国の評価を上げてもらえるよう頑張ってほしいものです。皆さんも彼らが所属しているクラブを見れる機会があれば、ぜひ注目してください。

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