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こんにちは。
ワールドカップの組み合わせが決まりましたね。メキシコは、初戦が開幕戦である南アフリカ戦、第2戦はフランス、そして第3戦はウルグアイという組み合わせになりました。
国内ではいい組に入ったという見方が強いですが、果たしてどうなることでしょう。今からメキシコの南アフリカでの戦いが楽しみです。もちろん、日本代表にも期待しています。
さて、今回は卒業まであと2週間ほどとなったメキシコの指導者学校の話を(テストで落第しなければですが……)。現在は最高レベルを受講しているので、理論を教わるというよりも、今まで習得してきた知識を実戦の場でどう生かすか?ということを中心に授業は進んでいます。
そんな授業の中で非常に興味深く、もしも自分がクラブの責任者の立場になったら、もしくはそうではなくても指導者育成のために、ぜひ自分のいるクラブに提案したいなと思っているものがあります。それは、『ハーフタイムのミーティングをアドリブで行う』というものです。
方法は非常に簡単で、各生徒が一枚の紙に、ある試合の状況をなるべく細かく書きます。発表する人物は自分が発表する5分前に試合状況が書かれている紙を1枚引いて、考えをまとめ、アドリブでハーフタイムのミーティングを行います。他の生徒は選手役として、ミーティングを聞く立場になるわけです。
置かれる状況は例えば……
U-18リーグ戦最終節アウェーでの試合。現在3位。
勝てば2位になり昇格。負ければ4位で昇格を逃す。引き分けでは他会場の結果次第。
ピッチコンディションが悪く、雨が降っている。風も強い。
相手は首位。現在3連勝中。システムは1-4-4-2。2トップに足の速い選手がいる。
0-1で前半を折り返す。自分のチームは警告をもらっている選手が3人。相手は0。
このような感じで、試合の状況を詳細に紙に書くことで、発表する生徒がよりリアルに置かれた状況を想像できるようにします。その中でハーフタイムのミーティングを行うわけです。その後、選手役の生徒たちと先生から感想や意見、修正できる点などを指摘してもらいます。
ハーフタイムでのミーティング方法に関しては、以前のコラムに書きましたので、もちろんこの知識が頭に入っていることが前提です。しっかりとした理論の枠組みの中で、自分の色を出していく。
これを例えば、クラブで毎週1回コーチングスタッフの勉強会として行えば、格段に各コーチのミーティングの質は上がっていくと思います。
僕の指導者学校の経験から、良い指導者のミーティングを見るだけで、本当に勉強になります。声の質・大きさ、表情、戦術要素の修正の的確さ、モチベーションを上げる方法など……数えれば切りがないほどです。
さらには、自分の適応能力の低さ、語彙(ごい)力のなさなどを痛感することもありました。しかし、最初はうまくできなくても、繰り返し行なっていくうちに、理論がしっかりと身についていき、ミーティングの質は必ず向上していくと思います。
みなさんのクラブでも試してみてはいかがでしょうか? |