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こんにちは。
今回のコラムは、今、日本のニュースでも大きく取り上げられている『豚インフルエンザ』のメキシコサッカーへの影響を書こうと思います。この騒ぎですが、メキシコ国内はもちろん、メキシコとカップ戦、ワールドカップ予選で対戦する各国のサッカーにも大きな影響を与えています。
まず、身近な所では、僕のクラブの練習は5月6日まで完全にオフ。育成・普及の年代ではどのクラブも同じ処置が取られていることでしょう。子供たちの学校や大学、僕の通う指導者学校や働いている語学学校なども同様です。この処置が取られたのが4月27日前後なので、僕にとっては、まるまる1週間以上の休暇を頂いたような形です…。外出も極力避けるように、といわれているので軽い引きこもり状態ですが……。
最も感染者や死亡者が多いといわれているメキシコシティーと僕が住むグアダラハラは、バスで7時間ほどの距離。ここは、感染者もいるかいないかハッキリしない状態なので、外に出ても大半の人はマスクをしていないですし、マスクをしていると、「ここにはインフルエンザは来てないよ!」と笑いながらいわれる始末……。本当にのんきなものです(笑)。
さて、それでは豚インフルエンザのメキシコサッカーに与えている影響を、細かく紹介していくことにします。
まずは、『コンカカフチャンピオンシップ』。この大会は、クラブワールドカップの北中米カリブ代表を決める大会で、メキシコやアメリカなどのクラブが参加します。4月29日に決勝が行われる予定でしたが、5月12日に延期。ちなみに決勝に残ったのは、クルス・アスールとアトランテというメキシコのクラブ同士。今年のクラブワールドカップにもメキシコクラブの出場が決定ということになります。両チームとも国内リーグでは低迷しているので少し心配ですが……。
次に、日本代表はすでに本大会出場を決めている『U-17 ワールドカップコンカカフ予選』。今回は、すべての参加国がメキシコに集まって行われていました。4月21日~5月2日まで行われる予定でしたが、グループリーグのみで大会はやむなく中止。結局2つに分けられたグループの上位2チームである、メキシコ、コスタリカ、アメリカ、ホンジュラスの計4チームが本大会出場を決めました。
そして、『リベルタドーレスカップ』。メキシコは、サンルイスとチバスの2チームが決勝トーナメントに残りました。4月29、30日にアウェーで行われたグループリーグの最終節までは、普通に試合が行われました。
しかし、決勝トーナメント1回戦メキシコのホームゲームを行うのに南米サッカー協会が難色を示しているようで、一時はコロンビアのボゴタで開催ということになりかけましたが、先日コロンビア側が断ったとのこと。その後、メキシコクラブのホームでの試合は1週間延期され、議論に議論を重ねた揚げ句、サンルイスとチバスは棄権しました。
また、29日に行われたグループリーグ最終節チバスvsエベルトン(チリ)の試合でチバスのDFがインフルエンザに便乗し、相手選手に嫌がらせをした(顔面に向けわざとせきをし、鼻息をかけ、インフルエンザをうつそうとしているように振る舞った)。としてクラブからは罰金、南米サッカー協会からはリベルタドーレスカップから追放されてしまいました。彼はDFの中心選手だっただけに非常に残念です。
最後に『メキシコ国内リーグ』。先週末の試合から観客の入場が許可されましたが、今まで感染者が出ていないとされていた僕の住むグアダラハラのあるハリスコ州は、感染疑いの死者を含むインフルエンザの患者が出たそうで、州知事の判断により、18日まですべての映画館やスタジアムなどを閉鎖しました。しかし、13日から行われるリギージャ(リーグ戦の上位8チームで行われる決勝トーナメント)の第1戦、テコスの試合がマスク着用で入場可能に。
そう、なんと豚インフルエンザはメキシコで使われている紙幣にも影響を与えているのです!!

冗談です(笑)。
こんな状況にも関わらず、コラージュでこんなものを作って楽しんでしまうメキシコ人……僕は嫌いじゃないです。
それでは、また。 |