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トップコラムワールドサッカー通信局>メキシコ通信  ~「Si se puede!」やればできるさ!~ メキシコリーグ閉幕シーズン開幕!!

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安田 好隆
メキシコ

メキシコ通信~「Si se puede!」やればできるさ!~

安田 好隆
1984年9月19日生まれ。東京都出身。高校時代より指導者を目指し、卒業前から母校である國學院久我山高校の指導にあたる。横河武蔵野FCの指導を経て、2007年8月にメキシコへ。メキシコ第2の都市グアダラハラで、チーバス・デ・グアダラハラやCFパチューカのサッカースクールでの監督を経験した後、現在は隣国ベリーズとの国境の町チェトゥマルにて、メキシコ3部リーグ所属のChetumal FCトップチームで指導。また、スポーツコーディネーターとして日本から来るクラブのメキシコ遠征コーディネートやメキシコ人指導者による日本でのサッカークリニックも行っている。メキシコサッカー協会公認ライセンス レベル4(最高レベル)取得。「Si se puede!」(スィ・セ・プエデ)は、スペイン語で「やればできるさ!」の意。

メキシコ

■メキシコリーグ閉幕シーズン開幕!!

2009.1.22

みなさん、こんにちは。
タイトルを見ると、メキシコリーグが閉幕したのか、開幕したのか分からないですよね(笑)。

メキシコは2シーズン制を採用していて、それぞれ
8月~12月を開幕シーズン(Apertura)
1月~6月を閉幕シーズン(Clausura)
と呼んでいます。

つまり、1月から始まるシーズンが開幕したことを日本語に訳すと『閉幕シーズン開幕!!』となるわけです(笑)。

今回は、そんなメキシコリーグ変わった「ルール」の事を少し書こうと思います。

まず、メキシコで『プロ』として扱われるのは、
1部リーグ(Primera Division) 18チーム
2部リーグ(Primera Division A) 27チーム
3部リーグ(Segunda Division) 約80チーム
4部リーグ(Tersera Division)  約200チーム
日本と比べると、その数は非常に多いことがわかります。

その中のトップリーグである、メキシコ1部リーグに面白いルールがあります。その名も『20歳11か月ルール』(Regla 20/11)。
それは、各チームはリーグ戦17試合で、20歳11カ月以下の選手を合計765分以上(総試合時間の約50パーセント)出場させなければならない。この条件を満たさないと、リーグ戦終了時に勝ち点3をはく奪される。というものです。

さらに2007-2008年から新ルールが追加され、2005-2006年、2006-2007年に該当クラブでプレーした選手について、
20歳11カ月以下の選手のプレー時間は100パーセント
21歳11カ月以下の選手のプレー時間の30パーセント
22歳11カ月以下の選手のプレー時間の15パーセント
として計算し、すべて合計して765分を満たせばOKに。

しかし、1試合につき、この条件を満たした選手の起用時間は最高270分として記録する。
つまり、消化試合などで若手選手を一気に出場させて、条件を満たそうとすることができなくなったわけです。

また、メキシコ2部リーグでは、各クラブは試合中に5人以上、23歳以上の選手を使うことはできず、外国人枠も、1部リーグでは5人ですが2人で、1部と同じ『20歳11カ月ルール』も採用しています。

そして、1部の多くのサテライトが2部リーグに参加しています。つまり、日本でいうところのサテライトリーグとJ2が同じリーグ戦を戦っているのです。

そうすると、昇格を目指す、2部リーグのチームと1部リーグのサテライトが真剣勝負の場で戦えるということになります。

これらのルールや仕組みの目的が『若い選手の育成』ということは明らかです。国内リーグ全体で若い選手を育てようという意図が感じられますよね。

現在、日本でも若手選手に出場機会を……といって、いろいろと試行錯誤されている段階だと思います。こういったルールからチャンスをつかみ、成長しているメキシコの若い選手はたくさんいます。

若い年代に関しては世界的に評価の高いメキシコ。そのメキシコリーグのユニークなリーグ運営は、日本の若手選手育成の何かのヒントになるかもしれません。

それでは、また。

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