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今週も、アメリカでのサッカーキャンプは続いています。1週間ごとに移動しながら開催していき、そのたびに担当するレベル、カテゴリーも変わっていきます。今週は14歳以下の担当になりました。最年少の4~5歳を担当すると、サッカーのコーチというよりは幼稚園の先生のような感じになるのですが、この年齢だとようやくサッカーのコーチらしい仕事になってきます(笑)。
参加者が100人以上という大きな規模でのキャンプも少なくないため、他のコーチたち(全員イギリス人)とそれぞれ分担して自分のグループを受け持つわけですが、そのコーチングスタッフのメンバーも毎週変わっていくので、多くのコーチと接する機会があります。
彼らのコーチング経験も人それぞれで、まだ経験の浅いコーチもいるのですが、それでもほとんどのコーチに共通しているのが、「コミュニケーションのうまさ」です。これはイングランドでコーチングを学んでいて、いちばん感じることの一つでもあります。
サッカー観や戦術、技術の話、あるいはトレーニングを見ていると、もっと違ったやり方があるのではないかと感じることも正直あるのですが、選手に対してのアプローチ、チームの雰囲気作りやモチベーションをアップさせるようなコミュニケーション、意図を正確に伝え、それを実行させる力には本当に学ぶことが多いです。
いくらサッカーの知識を持っていても、選手たちが実行できるように導くことができなければ、コーチングの能力とはいえません。
僕自身、サッカーに対しての見識や理解の力をつけることが、そのまま指導の力に直結すると無意識に感じていた部分がありましたが、イングランドに渡り、イギリス人のコミュニケーション能力というか、対人能力の高さのようなものを感じるようになりました。
彼らは、まずモチベーションの上げ方というものが非常にうまいです。低いモチベーションは集中力低下を引き起こすので、そこで吸収できること、学べることの質も量も少なくなります。逆に高いモチベーションを維持できれば、吸収できるものも多くなります。
この暑い気候の中、さらにレベルも意識もバラバラの子供たちのモチベーションを喚起するのは、なかなか大変なことです。しかしイギリス人コーチの多くは、そんな子供たちをうまくその気にさせることができます。
その大きな要因の一つは、サッカーは「楽しむ」ものであるということをコーチ自身が理解していると同時に、その楽しさを伝える術を身につけていることだと思います。意識して身につけたのか、生活の中で自然と身についたのかはわかりませんが。
楽しければモチベーションは必然的に上がります。年齢の低い子供たちであれば特にそうです。子供たちは、「楽しい」か「つまらない」か、「好き」か「嫌い」かで判断することが多いです。
バランスも考えなければいけませんが、まず前提として、その楽しい雰囲気を生み出すこと、「サッカーは楽しいものだ」ということを忘れさせずに植えつけることが、子供たちの集中力、吸収力を高めるのではないでしょうか。
僕自身、そんなイギリス人コーチのいい部分を、できる限り吸収していこうと思います! |