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深澤 佑介
イングランド

新・イングランド通信 ~No Football No Life~

深澤 佑介
1986年8月1日生まれ。静岡県出身。
高校まではとにかくサッカーに明け暮れ、卒業後、指導者の道を志し2006年に渡英。1年間アマチュアクラブでプレー後、2007年にリバプールに移り、リバプール・ジョン・ムーアズ大学のサッカー科学部に進学。同時にイングランド・ディビジョン1(プロ3部)のトランメア・ローバーズにて育成部のアシスタントコーチに就任。リバプールFCの下部組織でも研修を受ける。サッカーの母国にて日々悪戦苦闘中。
FAレベル1コーチングライセンス取得。

イングランド

■日本に帰ってきて思うこと

2008.6.5

現在、今シーズンの日程を終え、日本に一時帰国しています。日本に帰ってきてからも毎日サッカーに触れ、充実した日々を過ごしています。こうした毎日の中で、改めて日本サッカーを知っていくことができ、多くの発見もあります。

さまざまなレベル、カテゴリーのサッカーを見て、現場の方々と話す中で、いつも感じるのは日本人指導者やサッカーに関わる方々のモチベーションの高さです。日本のサッカーの成長速度は、世界でも認められています。それはこうしたサッカーに関わるすべての人たちの意識の高さや、学ぶ意欲の結果だと思います。

海外のサッカーから学ぶ意欲も非常に高いと思います。多くのサッカーを見ていますし、僕のように海外でサッカーを学んでいる人間に興味を持ってくれる方も多いです。

僕も自分がイングランドで学んでいることは日本に還元していきたいと常に思っていますし、興味を持って頂けるのは単純にうれしいことです。

このワールドサッカー通信を読んでいる皆さんも、海外のサッカーには興味があるのではないでしょうか?

イングランド人をはじめ、ヨーロッパ人には、海外のサッカーから学ぶという発想が日本と比べて少ないですし、国内のサッカーにしか興味のない人も多いです。

僕の考えとしては、たとえサッカー先進国であっても、海外には全く違うサッカーがあり、そこから学べることも多いと思うので、そういった姿勢は良いことだと思っています。

しかし、これは自分自身にも常にいい聞かせていることなのですが、気をつけなければいけないのは、レベルの高い海外サッカーがすべてではなく、そこからは学べないこと、まねることができないこともたくさんあるということです。

さらにいえば、日本のほうが優れている部分があるにも関わらず、先入観からフラットな目線で日本のサッカーを見られなくなってしまうというのは、非常に危険なことです。

日本と海外では、歴史も文化も環境も国民性も、多くのことが違います。もちろん身体能力やメンタルの部分にも違いがあります。そういった多くの違いの中には、どうしてもコントロールできないこともあります。過去の歴史は変えられるものではないし、身長は伸ばそうと思っても伸ばせるものではありません。

しかし反対に、海外のサッカーから、日本に応用できること、ヒントになることも当然たくさんあります。そう信じているからこそ、僕自身海外で学んでいるわけですし。

ですが、ただ海外のサッカーから何でも吸収するというわけではなく、応用できること、できないこと、その上で何が必要なのか。その辺りを見極めた上で、貪欲(どんよく)に外から学んでいくこと。これが大事だと思います。

まずは日本のサッカーというものを知り、理解する。
海外から学ぶときに大事なのは、その根本の部分なのかなと思います。

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