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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、現在ではチームのエースとして認められるほどの存在に成長。来シーズンはセリエC~Eのチームでプレー予定。

イタリア

■イタリアにおける外国人選手契約

2008.5.10

Ciao tutti!!!

最近はイタリアも暖かくなって、ようやく春模様となってきました。そんな中、僕たちANGELANAは、5月11日の入れ替え戦に向けて、今週はコンディション調整とフォーメーション確認、そして相手チームの研究を行い、軽めの調整をしています。

さて。セリエA、Bの試合はまだ数試合残っていますが、セリエC1以下のリーグはすべて終了し、巷(ちまた)ではすでに来シーズンへ向けた補強の話が始まってきました。選手にとっては、来季の去就を決める大事な時期に入ったわけです。

もちろん僕もその1人なのですが、僕は日本人なので、イタリア人の選手とは違う枠になります。

イタリアでは、セリエA、セリエB、セリエC1、セリエC2の4つのカテゴリーの選手をプロと呼びます。そして、それ以下をCalcio Direttantistico(セミプロ・アマチュアリーグ)と呼ばれ、日本でいう地域リーグにあたります。

僕が所属しているカテゴリーのPromozioneは、この中でセミプロリーグ(地域リーグ3部)になり、外国人選手に対しての制約があり、各チーム1人ずつしか契約できなくなっているのです。ただし、欧州圏内のパスポート保持者はイタリア人選手として扱われるので、外国人選手というのは、主にアフリカ・アジア・北米・南米の選手のことを指します。

僕はアジア人になるわけですが、ちなみに07-08シーズンのウンブリア州選手名鑑を参照すると、アジア出身の選手は僕以外では、中国人(北京オリンピックのチームに帯同したレベルの選手)が地域リーグ4部に在籍しているだけでした。
南米やアフリカ出身の選手は多数いますが、北米の選手というのはあまり聞きません。さらに南米(アルゼンチンやブラジルなど)の選手については、祖国の2部や3部でプレーしていたほどの選手が多く、イタリアのセミプロリーグの高さがうかがえるかと思います。そんな彼らと各チーム1人ずつの外国人枠の争いに勝って、契約するのは簡単ではありません。

つまり、それだけ外国人選手がイタリアの地域リーグで契約するのは難しいということなのです。

そしてこれを踏まえて今回の僕の移籍ですが……。

それはまた、入れ替え戦が終わって、契約が決まってからみなさんにお話しようと思います。

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