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山下 喬 1984年12月22日生まれ。滝川二高サッカー部に所属。2003年に卒業後、ドイツサッカーへの挑戦を決意。2005-2006シーズンより、ブンデスリーガ『1.FSV Mainz05』2軍チームに引き抜かれ、攻撃的MFとして活躍するものの契約延長には至らず。現在はドイツ5部チームに所属し、夢のブンデスリーガをめざして奮闘中。
今年最後の試合を終えた後、観客の皆は興奮気味に「いい試合だった、よく戦った」と拍手を送ってくれました。
その試合は相手に先制点を取られ、同点に追いつき、また突き放され、最後に同点弾を決めて、2-2の引き分けで終わりました。 この試合はダービーだったこともあり、激しくてファウルが多く、両チームともボールをつないで相手を崩すというよりも、パワーでガンガン攻めるというような展開が多く、お世辞にもいい試合内容とはいえないものでした。
じゃあこの試合後に観客の皆が「いい試合だった」といっていたのは何なんだ!? その疑問の答えが、「よく戦ったから」なんです。
観客の皆がいう「戦う」というのは、体を張って相手を止め、泥臭くても点をもぎ取るという姿勢のこと。僕が思うところ、ドイツサッカーを好きな人の多くが、キレイなサッカーより、泥臭く激しいスタイルのサッカーを好んでいるのではないでしょうか。 そういう意味で、この今年最後の試合は、観客の皆にとっては感動できるいい試合だったということだったんです。
ドイツでは、テクニックがあっても戦うことができない選手はあまり好まれません。 ずば抜けてテクニックがある選手は別として、そこそこテクニックがあるだけの選手は、ドイツではいいプレーヤーという評価をしてもらえないと思います。 FWの選手であってもディフェンスをするのは当たり前で、スライディングで激しくボールを奪いにいくブンデスリーガのFW選手を何人も見たことがあります。
「パワーがないと、ドイツではサッカーをやっていけないのか?」 と思われがちですが、そうでもないと僕は思います。いちばん大事なのはこの戦うという姿勢であって、その結果、相手にはじき飛ばされたとしてもそれは問題ではないのです。
重要なのは、何度でも相手に体でぶつかっていくこと。闘志を前面に出していける選手がドイツでは求められます。実際僕は、パワーでガンガンいくタイプの選手ではないのですが、闘志だけはいつもむき出しという"感じ"でプレーしています(笑)。
戦うことなら俺に任せろ! という方は是非ドイツを訪れてみて下さい!
それではまた!
喬