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山下 喬
ドイツ

ドイツ通信 ~夢をリアルに~

山下 喬
1984年12月22日生まれ。滝川二高サッカー部に所属。2003年に卒業後、ドイツサッカーへの挑戦を決意。2005-2006シーズンより、ブンデスリーガ『1.FSV Mainz05』2軍チームに引き抜かれ、攻撃的MFとして活躍するものの契約延長には至らず。現在はドイツ5部チームに所属し、夢のブンデスリーガをめざして奮闘中。

ドイツ

■アイントラハト・フランクフルト

2007.9.20

 今すごく好調のフランクフルトの試合を、先日スタジアムまで見にいってきました。日本でもフランクフルトの知名度はどんどん上がってきていることと思います。それはやっぱり先シーズン多くのゴールを奪い、チームに貢献した高原選手と、今シーズンからフランクフルトでプレーする稲本選手がいることが大きな影響を与えているからだと思います。

そしてこのフランクフルトは今シーズン、最近のシーズンと比べるとかなりいい成績を出していて、ドイツではいいスタートを切ったチームとして取り上げられています。

さて。僕が見にいった試合ですが、相手は以前、高原選手が所属していたこともあるハンブルガーSVで、ホームの試合にもかかわらず、前評判はハンブルガーのほうが断然有利でした。高原選手はシーズン前の練習試合でヒザをケガしたこともあってベンチスタートでしたが、稲本選手はスタートから守備的MFとしてプレーしました。

試合が始まるとすぐに、ハンブルガーはオランダ代表のファン・デル・ファールトを中心に攻撃を組み立ててきて、フランクフルトにとっては危ないシーンが何度かありました。いつ失点してもおかしくないという状況の中、先制ゴールを入れたのは意外にもフランクフルトのほうでした。

カウンター攻撃で、あまりにも速い展開だったので、観客も意表をつかれたという感じでとても喜んでいました。しかし得点後もハンブルガーの勢いは止まらず、危険な攻撃を続けていました。

その中で僕がすごく目を引かれたのが稲本選手のディフェンスのうまさで、ここを抜かれたら危ない! というシーンで何度も体を張って相手の攻撃を止めていました。ファンからも「稲本はやっぱりすごくいいな」という声が聞こえてきて、もう皆に認められていてすごいなと思ってしまいました。

後半になり、フランクフルトはどんどん守備的に。焦るハンブルガーはファウルを繰り返し、試合はどんどん激しくなっていきました。
せっかく試合を見にきたからには、やっぱり高原選手のプレーが見たくて、早く交代で出てこないかなと思っていたら、残り20分くらいで出場。「やった!」と思っていました。

ところがその交代後、フランクフルトがペナルティーエリアの中でファウルをしてしまい、ハンブルガーにPKを与えます。

このPKのときのファンの反応はもうすごいもので、まずは審判にボロカス文句をいいます。
一通り気がすんだら次はPKを蹴る選手に対してのブーイングに移ります。ブーイングも半端なくて、うるさ過ぎて耳を押さえてる人もいるぐらい。自分の立場に置き換えてみると、あの雰囲気の中でPKを蹴るのはかなり嫌だなと思ってしまいます。

そのPKを決められ、同点にされてからは、もうフランクフルトもハンブルガーもなりふり構わず攻めていって、試合はどんどん面白くなっていきました。
そして最後の得点はフランクフルトのマイヤー。この試合2点目をボレーシュートで決めて、2-1でフランクフルトが勝利。

試合後はいたるところでドイツ人のフランクフルトファンに「タカハーラ!」といわれて抱きつかれ、一緒に勝利の喜びを分かち合いました。
この試合の雰囲気を味わいに、ドイツのフランクフルトまで試合を見にきても損はないなと、正直に思いました。

これからも高原選手と稲本選手の活躍を期待しつつ、自分もどんどん成長していきたいです!

それではまた!

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