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山下 喬
ドイツ

ドイツ通信 ~夢をリアルに~

山下 喬
1984年12月22日生まれ。滝川二高サッカー部に所属。2003年に卒業後、ドイツサッカーへの挑戦を決意。2005-2006シーズンより、ブンデスリーガ『1.FSV Mainz05』2軍チームに引き抜かれ、攻撃的MFとして活躍するものの契約延長には至らず。現在はドイツ5部チームに所属し、夢のブンデスリーガをめざして奮闘中。

ドイツ

■サッカー環境

2007.9.14

 最近友達と話をしていて、日本のサッカー環境とドイツのサッカー環境の違いなどのことで、すごく盛り上がったので、今日はそのことについて少し書こうと思います。

いろいろな環境の差がある中で、僕が日本の友達からよくいわれるのが「芝でプレーできていいよな」ということだ。
日本では芝でプレーするより土でプレーしているサッカー選手のほうが多いと思うけど、ドイツは上のリーグから下のリーグまで、ほとんどのチームが芝のグラウンドを持っているんです。
僕が子どものころは、芝生のグラウンドで試合をするなんてことは一回もなかったけど、こっちに住む子どもたちにとっては、芝生でプレーすることが当たり前のことで、考えるととてもぜいたくなことだなと思います。

他にも僕たちのようなアマチュアリーグの試合でも、観客がたくさん来てくれることも日本とは違うところだと思います。
僕は日本のアマチュアリーグで試合を何度かしたことがあるんですが、ほとんどといっていいほど観客などいなくて、やっぱりこれじゃ寂しいなと思ったことがありました。
観客からの応援によってモチベーションが上がることもあるし、試合に勝ったとき、一緒に喜んだり、負けても「次の試合は絶対勝ってくれよ!」と声をかけてくれる人たちがいるだけで、サッカーの楽しさは、より大きくなるんじゃないかなと思います。

あと、日本では学校の部活動でサッカーがあって、クラブチームとは違う大会などに参加することになりますが、ドイツは完全地域密着型のクラブチームが主で、ほとんど学校の部活という形でサッカーをすることがありません。
というか、ドイツのほとんどの小、中、高の学校に校庭はありません。
ちょっと遊べる広場みたいなものはあるんですが、日本の学校にあるような立派なグラウンドはありません。
ドイツ人の友達に「体育祭とかないん?」と聞いても「そんなのないよ」といわれる始末で、どうやら部活どころじゃないみたいです(笑)。

あとは日常にサッカーがあふれているというところも、いいところだと思います。
週末は自分のひいきチームの応援にいったり、テレビで試合を観戦したり、平日でもテレビのニュースや新聞の記事でサッカーのことを見たりと、サッカー好きにはたまらない環境がここにはあります。

もちろん日本でもいろんないいところはあると思います。僕はクラブチームよりも学校の部活動でサッカーを長くやっていたんですが、とてもいい思い出ばかりで、サッカーだけじゃなくて友情とか感動とか、いろんなことを感じ学ぶことができたと思っています。
この、学校でサッカーをするとか、毎日練習があってとか、そういうことはドイツでは体験できないことです。

日本サッカーのレベルアップのために、ドイツのいいところはどんどん吸収して、でも日本サッカーのいいところは失わずにしていきたいと思います!

それではまた来週!

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