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鈴木 達朗
ドイツ

ドイツ通信
~Probieren wir mal!~
(とりあえず、一緒にやってみよう!)

鈴木 達朗
宮城県出身。中学生からサッカーを始め、大学1年まで競技を続ける。サッカークラブも無い町で、一人でストライカーなどの雑誌を読んでは友人に薦め、「サッカーマニア」と呼ばれる少年時代を過ごす。中学では、クラブチームに所属。小学校で全国大会に出た選手たちを目の当たりにして、早々に挫折。頭を切り替えて、選手時代からコーチの目線で過ごす。学者になるつもりで渡った先のベルリンで、たまたま試合に誘われたクラブから、コーチになることを頼まれて、指導者になる。二足のわらじで大学も卒業し、現在に至る。タイトルは練習中に発する自分の口癖から取ったもの。
Webサイト:http://www.tatsurosuzuki.com/

ドイツ

フットサル国際親善試合、ドイツ代表対日本代表から
ドイツ国内のフットサルの動きを振り返る

2019.01.25

みなさん、セアヴス(南ドイツの「こんにちは」の挨拶)! 今回は、ドイツ代表対日本代表の間で行われた、フットサル国際親善試合について話をしましょう。この試合は、2018年10月26日にデュッセルドルフの多目的体育館『カステロ・デュッセルドルフ』で開催されました。

ハンドボールやバスケットボールのブンデスリーガで使用される約3500人収容のスタンドには、1856人も観客が入り、民放のスポーツ専門テレビ局『Sport1』が無料放送するなど、興行として大成功を収めました。日本人街があることで有名なデュッセルドルフということもあり、日本人の観客も多く、金曜日の17時開催というスケジュールにもかかわらず、大きな盛り上がりを見せました。

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試合前は、ライトアップなど興行としても優れた演出の中で試合が行われました(筆者撮影)

試合は日本代表が2-0と貫禄の勝利を収めましたが、歴史の浅いドイツ代表にとっても、今後に向けて大きな一歩となる試合になったようです。こちらの試合後談話にあるように、ワールドカップでも実績を残している日本代表相手に、ドイツ代表の選手たちは自信をつかんだようです。ドイツ代表のマルセル・ロースフェルト監督が「選手選考のやり方を変えました。選手は、何よりもモチベーションが高くなければなりません。お互いが協力しあってプレーしたい、と思える選手が集まり、グループ内の雰囲気が良くなるようにしました。チームとしてまとまることで、技術、戦術、フィジカル、そしてメンタルの4つの要素が急激に成長しました」と言うように、今後はサッカーで培われたフィジカルの強さやスピードをベースに、チームワークを尊重する選手たちが代表に招集されていくことでしょう。

4年前にコラムを書いたときは、僕自身ここまですぐに成長するとは思っても見ませんでした。しかし、当時のコラムにも書いたように、ドイツ代表主将のティモ・ハインツェ選手をはじめ、ドイツのフットサルの選手たちは基本的にサッカーでセミプロとしてのキャリアを終えてフットサルの競技に移った選手が多いです。

例えば、このハインツェ選手は、バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の各アンダーカテゴリーでプレーし、バイエルンU23(ドイツ3部)で主将を務めた選手です。ケガも重なり、24歳でサッカー選手としてのキャリアを引退し、大学進学を機にフットサルをはじめました。サッカーの3部経験者を筆頭に、4、5部ぐらいのアマチュアの最高峰、セミプロを経験した選手が20代前半でサッカーとは別のキャリアを選択した選手が集まるルートが実際にでき始めているようです。

2年前に、ベルリンサッカー協会のフットサル部門を担当しているマーロンとのインタビューでは、インフラ整備も含め、まだまだアマチュアの領域であることを伝えましたが、ドイツ代表ができたことで民放のテレビなどを通じて露出する機会が大きく増えました。認知度を上げるという点では、その国の代表チームが結果を出すことがなによりも大事になることが伺えます。少なくとも、この試合を見る限りでは、代表チームであれば興行として成り立つことを示しました。

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試合後、テレビのインタビューに答えるドイツ代表ロースフェルト監督(筆者撮影)

12月に行われたスイス代表との2連戦で、ドイツ代表は連勝しました。1月末からは、ワールドカップ予選が始まります。2020年にリトアニアで開催されるフットサルワールドカップに参加できるようになれば、ドイツ代表の注目度はさらに大きくなることでしょう。

ワールドカップの大舞台で、再び日本代表対ドイツ代表が実現するかどうか、ワクワクしながら待ちたいと思います。

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