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岩倉 三恵
スペイン

スペイン通信
~Desafio interminable~
(終わりなき挑戦)

岩倉 三恵
1984年8月18日生まれ、28歳。
91-97 小池FCサッカークラブ
97-00 駒沢FCサッカークラブ
00-03 日本大学櫻ヶ丘高校女子サッカー部
03-12 浦和レッズレディース
12-13 Atletico de Madrid Feminas
13- Valencia

スペイン

■スペインに渡った訳

2013.2.26

はじめまして、こんにちは!

現在、スペインのアトレティコ・マドリードでプレーしている、岩倉三恵(いわくら・みつえ)です。

早速皆さんに質問です! スペインの女子サッカーリーグを知っていますか???

正直、私は実際に来るまで全く知りませんでした。私の推測するところでは、多くの方もそうなのではないかと思います。

そこで、この度、ストライカーDXさんのワールドサッカー通信局の場をお借りして、スペインの女子サッカーについて、実際にグランドに立って感じること、生活して感じることなど、お伝えさせていただくことになりました!

第1回目は私がどのようにしてスペインでプレーするに至ったのか、またこれまでどのようなサッカー人生を送ってきたのかを、自己紹介を兼ねて少しお話ししたいと思います。

私がサッカーを始めたのは小学校入学してすぐのことです。約20年前ですね。当時Jリーグが開幕したこともあり、サッカーの人気はものすごいものでした。兄は既にサッカークラブに入団しており、私も迷わず入団しました。ただ、当時は女の子でサッカーをしている子はものすごく少なかったです。

しかし、それに反して、そのころのなでしこリーグ(当時の名称はLリーグ)は日本経済の影響もあり、多くのチームが完全プロ化。外国人選手も多くプレーしていました。小学生5年生で初めてなでしこリーグの試合を観に行き、そこから本格的になでしこリーグでプレーすることを目指すようになります。

中学ではクラブチームに、高校では部活動でサッカーに打ち込み、高校3年生の夏、部活を引退後、すぐに浦和レッズレディース(前さいたまレイナス)に入団。そして高校3年生で初めて夢の舞台に立つことができました。

ただ、そのころにはなでしこリーグは多くの企業が撤退。選手は朝から夜まで働いて、その後練習をするという生活を送っていました。また練習場所も決まったグランドはなく、高校のグランドを借りるなど転々としていました。

しかし、当時はどの選手も文句一ついうことなくサッカーに打ち込み、そのかいあって、私は2シーズン目でリーグ優勝を経験することができました。

それを機に、浦和レッズの完全な傘下に入ります。

そして浦和レッズレディースとしての活動がスタートします。そこでは本当に多くのことを与えていただきました。もちろん充実した施設、サポート、完ぺきなスタジアム、そしてそこでもリーグ優勝などを経験させていただきました。またそれと同時に多くの出会いもさせていただき、私の人生において欠かすことのできない数々のものを与えていただきました。

では、なぜ、そんな素晴らしい場所を捨ててまで、海外に挑戦したのか。これは最も多い質問です。そんなによかったなら日本でプレーしていればよかったじゃないかと……。

確かにそうです。あれだけのものを与えてくれるクラブは、女子サッカーの世界ではなかなかありません。ただ、私が選択したのは、すべてを捨てて挑戦するというものでした。

浦和レッズレディースでは、9シーズンという誰よりも長いシーズンお世話になり、チームメイト、スタッフ、フロントの方、すべての人が私を理解し、うまく生かしてくれました。それと同時に日本ではなでしこJAPANがワールドカップで世界一になり異常なほどに盛り上がりをみせ、観客の数も倍増し、多くのスポンサーもつき、よりサポートしていただけるようになっていました。

しかし、現なでしこJAPANの安藤梢選手がドイツでプレーしている影響も受け、自分一人になったとき、周りに多くの理解者がいない中でどこまでやれるのか挑戦してみたいと思うようになりました。自分がこれまで培ってきたサッカーにすべてをかけてみようと……。

それからの道のりは正に、『言うは易く行うは難し』……。

決死の覚悟で日本を飛び出してみたものの、簡単なことではありませんでした。テストを受けることさえさせてもらえないのがほとんど。これが自分の実力なのかと思いあきらめかけたこともありましたが、知人の多くの後押しもあり、スペインでのテストが実現しました。

それまでスペインの女子リーグについては、ほとんど無知でしたが、せっかくのチャンス、挑戦しようと思い、右も左も分からないような状態で飛び込みました。最初に行ったチームは、現在のチームアトレティコ・マドリードフェミナスではなくFCバルセロナフェミナス。そこで好感触をつかみ、彼らの決断を待ちました。しかし、結果はノー。そのときすでに時期は6月。厳しい現実を突きつけられあきらめることも考えましたが、一度切り開きにかけた人生。限界までやり切ろうと思い直し、再び8月、コンタクトの取ることができた現在のチーム、アトレティコ・マドリードへテストを受けに行くことを決断します。

テストを受けに行った5日後、チームのキャプテンから練習着を渡されました。それが実質の合格通知でした。そのときはうれしかったというよりも、正直ほっとした自分がいました。やっとここからだ、これでやっとスタートに立つことができたたと……。

こうして私のスペインでの生活がスタートしました!

第1回目のワールドサッカー通信局はここまで! 楽しんでいただけましたか? 次回はスペインの女子リーグについて書きたいと思います!
Que te vaya bien!!

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