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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■11個の仕事

2010.3.1

Ciao ragazzi!!!
さて、先日久々にイタリア人親友とカルチョ話で盛り上がっていたのですが、彼が面白いことをいっていました。

『サッカーには11個の仕事がある。なぜなら11人のプレーヤーがいるからだ』

何か、よくわかったようでもあるし、わからないようにも感じますよね?
それに、こうもつけ加えました。

『1個の仕事に対して、チームに最低でも2タイプの選手がいる』

さて、ますます何のことだか。
実はこれ、彼が考えた言葉ではなくて、彼が大好きなユベントスを指揮していたことのある、現イングランド代表監督のカペッロの言葉なのです。
つまり、サッカーは11人の選手で1チームであり、さらにはサブの選手もいて、そのすべての選手が違う特徴を持っていて、役割があるのだということらしいのです。

単純に、背が高くてヘディングの強い選手もいれば、背は低いが足元の技術が高い選手。背が高く動きは遅いが足元のうまい選手に、背が低くてもポジショニングがいい選手などなど、いろいろなタイプの選手が、いろんなポジションにいるのです。

その選手の特徴を、まずは監督が熟知すること。そして、それらを11人としたときに、チームとして勝つためにどのようなポジションに置いて使うか。これらをうまくはめていくことができて、チームが成り立ち、勝利へつながっていくのです。

さて、私がイタリアで選手をしていたときのことですが、そういえば僕が所属してきたどのチームも、同タイプのプレーヤーというのは、いませんでした。一人一人が個性を持ち、特徴あるプレーヤーだったと思うし、何よりも覚えているのは、選手自身が自分自身のプレーヤーとしての特徴、また役割をよく理解していたように思えます。
毎年、契約更新の時期になると、他チームからのオファーがあるのですが、今でも覚えているのが、どこのチームも僕をどういうプレーヤーとして起用したいのかを明確に伝えてくました。それだけ、その選手の特徴を見極めるという作業を慎重に行っているんだなと思います。

つまり、選手はまず自分がどんなプレーヤーなのかをもっと客観的に見る必要性があるのかもしれませんし、大人たち(スカウトマンも)も子供がどういったプレーヤーなのかというところを、見極める力が必要なのかもしれませんね。

あなたが理想のチーム作りをするとき、またそれに関わるときに、まずは自分の仕事を把握する語ことが大事かもしれませんね。そのためにも、日々の練習から得意な部分をもっともっと伸ばしていく、もしくは新しいことにどんどんチャレンジしていってみてはいかがでしょうか?
Non aver paura!(どうか、失敗を恐れずに!)

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