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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■年越し花火?

2010.1.8

Ciao ragazzi 

『Buon anno!』ボナンノォ!

イタリア語で、新年明けましておめでとうの意味です。少し遅くなりましたが、イタリア式に挨拶をしてみました。

ところで、みなさんは大みそかをどのように過ごしましたか?

日本では年越しそばを食べる習慣が代表的で、他にも初日の出、神社へ初詣などなど、たくさんの行事がありますよね。実はイタリアも、仏教ではないのですが、いろいろと彼らなりの行事があるのです。その中の一つで、僕がいちばん大好きなのが、チェノーネと呼ばれる夕食会のこと。

チェノーネの語源は、Cenaチェーナ(夕食)からきており、語尾に‐oneをつけ、Cenoneでチェノーネと呼ぶのですが、直訳すると大きな夕食という感じになります。つまり、ごちそうがたっぷりの夕食ということですね。

イタリアで僕はほぼ毎年、大みそかに、1年目に所属したアマチュアチームの仲間たちと、そこの会長宅でのチェノーネに参加します。その内容はというと、31日の夕方ごろから食べる、食べる、食べる、とにかく食べる。まずは、イタリア式にスプマンテ(スパークリングワイン)で乾杯。つまみは生ハムやサラミ、そして決まって出てくるのがサーモン。この会長宅では、なんと丸ごと一尾の鮭が登場!(苦笑)

これで、まだ夕食の始まりだというのですから、大食いにはたまりませんね。そして、そのあとも続きます。定番のパスタ(トルテッリーニというパスタ)はもちろんのこと、レンズ豆に豚の皮つき足など、決まったものを食べる習慣があり、それらを食べると来年も縁起がいい年になるといわれています。ちなみに、年末になるとそれらの商品が、ここぞとばかりにスーパーなどに並ぶので、その時期にイタリア観光される方は、ぜひ一度ご賞味ください。

このように、イタリアではだれかの家に招待を受ける、または招待して、ホームパーティーの形式でチェノーネをするのが、大みそかの一般的な過ごし方となります。

そして、たらふく食べた後は、いよいよ新年へのカウントダウンになります。毎年、同じことをやっているのですが、初年度はびっくりしたのを覚えています。なんと、イタリアではカウントダウンの終わり、つまり新年を迎えると同時に花火・爆竹を一斉に始めるのです。

これには、本当にびっくりしました。日本の夏の花火大会と同じくらいの豪華な花火が上がるのです。そして街中では、通りや広場、いたるところで爆竹の投げ合い、鳴らし合い。ある意味イタリアでいちばん危険な瞬間かもしれません!(苦笑)

ということで、国も変われば、文化も習慣も変わってくるということで、新年の迎え方も陽気なイタリアでした! それではまた来週!

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