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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■2010南アフリカへの道

2009.11.30

Ciao ragazzi!Come va?

今年も残すところあと1カ月、ついに来年2010年は、サッカーファンにはたまらない4年に一度の祭典、世界の頂点の国を決めるワールドカップが行われますね。さて、日本も出場するワールドカップですが、前回大会チャンピオンのイタリアも、激しいヨーロッパ予選を1位通過して、南アフリカでの本大会出場を決めています。

確か、日本代表の岡田監督が掲げている目標がベスト4。そして、リッピ監督は、明言してはいませんが、2連覇がかかっていますし、実力を見ても優勝が目標でしょう。そういえば、2006年のドイツワールドカップが始まる前に、彼が優勝以外は意味を持たないという強気な発言をイタリア国内でして、見事に優勝していましたが、今回はどうなることやら。

南アフリカへ向けて、実は今の代表で確定といわれている選手がまだ8人しかいないのです。つまり、まだ半分以上の枠が空いているので、イタリア人選手たちにはチャンスがあるわけですね。最近の新聞を見ていても、デルピエロが、『代表の青い服を着ていたい、来年のバカンス(ワールドカップの時期)は予定がない』なんて、アピールしてみたり、トッティの奥さんでモデルのイラリー夫人も『フランチェスコが、代表に復帰してくれることを望む』といって、トッティを代表へ復帰させようとしていたりと代表選出への話題に事欠きません。

そんな中、僕が注目しているのは、もう1年以上前から代表への選出が期待され続けているユベントスのブラジル人FWアマウリです。皆さんも知っての通り、ヨーロッパ諸国では昔の移民の関係もあり、歴史的背景から祖先にいろんな国の民族の血が混じっていたりするのです。それにより、ブラジル国籍を持ちつつ、イタリア国籍をも取得する、二重国籍者という人も多くいるのです。

アマウリも、元はブラジル人なのですが、現在この方法でイタリア国籍を取得中で、パスポートがもらえ次第、イタリア人として正式にみなされるので、イタリア代表でのプレーが可能になるわけですね。ちなみに、2006年ドイツのときにもイタリア代表にはアルゼンチン人がいました。それは、マウロ・ジェルマン・カモラネージです。アマウリと同じくユベントスに所属する彼は、アルゼンチンとイタリアの両国籍を取得しているのですが、イタリア代表を選んだのです。そういえば、日本代表でも、ラモス瑠偉、呂比須ワグナー、現在では闘利王などがいますよね。まぁ彼らの場合は日本人になることを選んだので、二重国籍とは少し異なりますが、元は“外”国人であることは間違いありません。

ということで、日本も含めて世界には各国代表チームが存在していますが、実際に代表と呼べるのだろうかと少し不安になってきますよね。特に、イタリア人たちは自国愛が他国よりも強いので、アッズーリのティフォージたちは、実はアマウリのイタリア国籍取得については賛否両論なのです。

しかし、リッピ監督は、ユベントスと関係が強いために(元ユーベ監督)に現代表選手も最近の試合では18人中8人がユベントスの選手だったこともあり、アマウリが国籍取得すると同時に代表入りを考えているのかもしれませんね。

さぁ、2010年6月まであと半年、一体アッズーリの選手として誰が残っているのでしょうか? みなさんは、どんなイタリア代表が見てみたいですか? 僕は、誰でもいいから、とにかく勝ってほしいです。優勝すれば、何でもいいんですよ! というのは、だめですかね?(苦笑)

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