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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■オフシーズンのカルチョ

2009.7.10

Ciao tutti.
さて、7月に入り夏本場。海へバカンスに行くイタリア人が増えてきていますが、そんな中、サッカー選手たちはそろそろバカンスの仕上げに入っています。7月半ばくらいからは、またチーム練習が始まるのです。長い長い1年のカンピオナートへ向けての準備が始まるわけですね。

さて、カカがレアルへ移籍しましたが、イブラヒモビッチ、マイコン、ピルロら、ほかのセリエAのスター選手たちも、こぞってイタリアからいなくなる可能性がありますが、逆にイタリアに新天地を求めてやってくる選手もいるのです。ブンデスリーガのブレーメンからユベントスに移籍したブラジル代表のジエゴ、リーガエスパニョーラから復帰のカンナバーロのほか、ジョゼッペ・ロッシもうわさが絶えませんし、プレミアリーグからはアデバヨールなどなど、とにかくこの時期のヨーロッパの移籍市場はとてもにぎやかで、さまざまな憶測も飛び交い、最後の最後まで来季のチーム陣容の予想が楽しみで仕方ないのではないでしょうか?

さて、そんなセリエAですが、実はカテゴリーがもっと下のアマチュアリーグやセミプロの世界も、この時期はカルチョメルカートという非常に重要な移籍期間の時期なのです。去年も一昨年も、僕自身の移籍についていろいろとこのコラム上で書いてきましたが、もしかするとプロ選手以上に忙しくて大変かもしれないというくらい、この時期は来季を考える上で重要になってくるのです。

今年は、フットサルリーグを1年間初めて戦ったこともあり、6チームのもフットサルチームから声がかかりました。正式に僕が話をしたのは2チームのみですが、両チームともすごくいい話をくれているので自分の価値を知る上で大事なことだし、うれしいことですね。

もちろん、僕以外にもここウンブリアでフットサル選手を目指しているイタリア人や、それ以外のブラジル人、アルゼンチン人などなどたくさんの人種の選手がいるわけですが、彼らも同様にチームを探しているので、リーグ中に成績を残せなかった選手、もしくはサッカーからの移行を考えている選手は、この夏のオフシーズンに行われるフットサル大会に出場してアピールするしかないのです。

これらのフットサル大会には、各カテゴリーからいろんな選手たちがチームを作って出場するので、大変楽しく白熱したものになります。先日、僕が出場した大会には、何と現役でセリエC1の選手として活躍している選手が大会に出ていました。僕たちも予選であたり、負けはしましたが、予選2位通過で決勝トーナメント進出を果たしました。サッカーのプロ選手などが普通にいたりするので、下のカテゴリーの選手もこの機会にと対戦を楽しんでいます。

肝心の僕たちのチームはというと、結局準決勝でもう一度同じチームと対戦し、1-2で負けてしまい、順位は3位で終わりました。しかし、この大会のMVPを何と僕が頂いちゃいました。ホントにもらっていいものかとも思いましたが、うれしかったですし、プロ選手を抑えてのMVPだったので、モチベーションにもなりました。

ちなみに、大会優勝チームには賞金5万ユーロ(約650万円)。
3位の僕たちはレストランでの夕食無料券。
MVPに輝いた僕は、MVPトロフィーのみ!(笑)

ということで、MVPなんていう個人賞よりも、優勝して楽しい日本への旅行券にかえたかったのはいうまでもありません。

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