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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■新シーズンへ向けて

2009.6.9

Ciao tutti.
さて、セリエAもようやく長いシーズンを終えました。
今年も現地でのセリエAを味わえて非常に有意義でしたが、チャンピオンズリーグでのイタリア勢の敗退は、カルチョ界に大きなショックを与えています。

口をそろえて、イングランドやスペインリーグに劣っているのではないだろうか? などの声が出ていますね。そして、今季はリーグ終了と共に、歴代の名プレーヤーたちがこのセリエAの舞台から立ち去ろうとしています。

まずは今季優勝のインテルから、フィーゴが現役引退を表明。得点王に輝いたイブラヒモビッチもスペインへ行くのではと、うわさが絶えない。揚げ句の果てには、最終節の後にインタビューで『移籍に関して、決められるのは僕自身だ!』と公言。2位となったユベントスでは、ネドべドが8年間に及ぶ長いユベントスでのシーズンを終えた。その他にも、ミランで長い間指揮を執っていたアンチェロッティ監督もチェルシーへ、カカーもレアル行きのうわさ。そして何よりもカルチョの世界に痛手なのは、ミランキャプテンのマルディーニの現役引退。
ということで、リーグ終了から間もないですが、人事に関しての話題が各スポーツ紙をにぎわしています。

しかし、暗い話題ばかりではなく、来季から新しくACミランの指揮官になったレオナルドや、ユベントスにドイツのブレーメンから鳴り物入りで加入したジエゴなど、明るいニュースもあります。レオナルドといえば、鹿島アントラーズの黄金時代を支えた一人ですよね。
イタリア人は、いやむしろミラニスタはみんな口をそろえて1982年のブラジル代表の再現を具体化してくれるのはレオナルド監督に違いない、といっていますし、レオナルドも夢は“そこ”だと話していました。

さて、セリエAも気になるところですが、ここで話を僕の所属するS.ERMINIOに向けてみましょう。
今季は、誰もが予想しなかったプレーオフをかけて最後まで戦い、リーグ内のダークホース的な存在になった僕たちですが、来季は厳しそうですね。昨日チームの会長に会いましたが、金銭面での問題を抱えていて、決定的な違いを生み出せる新たな選手が欲しいけれど、そんなお金はないとのことでした。冗談かは分かりませんが、『マコトをセリエBのチームに売って、お金を稼がなきゃ』といい放っていました(苦笑)。
ということで、実はシーズン終了前から4チームほど移籍の話をもらっていたのですが、終了してまた2チーム増え、現在6チームからのオファーを、光栄にも受けています。これから、どうなるかは分かりませんが、じっくりとオフシーズン中考えてみようと思います。それではまた来週。Buona giornato(良い一日を!)

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