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井上 信 1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。
Ciao tutti. 先週までイタリアでは、35度を超えるくらいの暑い日が続いていましたが、ようやく今週に入って一度雨が降り、今では、昼間は25度、夜や朝方になると13度ほどまでに下がり、体調管理が難しい季節となっています。
さて、今日はみなさんにうれしい報告を一つしたいと思います。 実は、もう2週間前のことなのですが、フットサルのセリエCと一緒に平行して登録してプレーしていた、アマチュアサッカー(ウンブリア州1部)のリーグ最終節が行われ、自身のハットトリックを含む6-2で勝利し、リーグ優勝しました。 この3得点を含め、合計9得点と、結果だけ見ると少し寂しいですが、フットサルの試合日と重なることもあり、なかなか試合に行けなかったので仕方がないですね。 しかし、このチームは僕がイタリアへ渡った4年前に、チームと契約できないでいる僕を拾ってくれたチームであり、イタリアサッカー協会のチームと正式契約をするきっかけになったチームなので、思い入れはかなりあります。 4年前も、僕が入団した1月から残りの試合を全勝して、リーグ優勝を成し遂げましたが、それ以来はリーグ制覇から遠ざかっていたので、3年ぶりのリーグ優勝ということで、僕としてもうれしい優勝になりました。
さて、今回は優勝を祝って、チームの会長が社長を務める「SAFIAUTOTIPO(自動車販売会社)」の経営するレストランで祝賀会が行われたのですが、その場にウンブリア州の地方テレビ局がカメラとともに来ていて、ちゃっかりと映りました。インタビューも慣れたイタリア語を披露したのですが、それは放映されずにお蔵入りとなりました。(苦笑)。
さて、インタビューの機会となると、日本でも最近はサッカーに対するテレビ放映が増えていると思うので、高校サッカーやもっと低い年代の全国大会などなど、いろんな場面が考えられると思います。皆さんが実際にインタビューされる側になったら、一体どのような振る舞いで話せるでしょうか?
実はここでも、選手としての質が試されているのです。 ヨーロッパでは、実技の練習以外にもそのようなことを想定して、普段からメディアとの関わり方というものを教わることが自然とできる環境にあります。その1つが、この地方テレビの普及です。僕の住むウンブリア州では、地域リーグや県リーグの選手、子供たちの大会などあらゆる大会に対して、必ずといっていいほどテレビがついてくるのです。そして、翌日や週遅れですが、しっかりと放送されるし、それを楽しみにしている親御さんも多くいます。
それだからこそ、レベルの低いリーグでやっている選手にもそれなりのプロ意識というものが育つだろうし、プライドがあるのだと思います。こういうことが、もしかすると国民的に見たときのイタリアの強さなのかもしれませんね。
日本もどのような形でもいいので、もっともっとどんなカテゴリーの選手に対してもスポットを当てていくようになれば、選手だけでなく一般の人たちにも興味が湧いてくるのではないでしょうか?