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井上 信 1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。
Ciao tutti. 今季のカンピオナート(リーグ戦)フットサルセリエC1も30試合を終えて、ついにシーズンが終了しました。僕の所属するS.ERMINIOは7位に終わりました。去年の成績から比べると大幅に順位を上げ、あと5ポイントあれば昇格争いである5位以内に入っていたので、少し悔やまれるところもありますが、当初の目標であった残留を果たせたのは、チーム関係者全員が望んでいた結果であり、非常に充実したシーズンとなりました。 個人成績は、27試合出場31ゴール22アシストと全119得点の約半分の得点に絡むことができてよかったです。
さて今日は、このリーグ戦のことを少しみなさんに伝えたいと思います。 去年の夏の移籍期間中、前所属チームのANGELANAを解雇されてしまった僕は、自由契約選手という立場にありました。そのときに昔のチームメートからの誘いで、今のフットサルチームS.ERMINIOの練習に参加をしたのがきっかけで、現在のチームと契約しました。
そして、リーグ開幕を迎えるのですが、移籍が遅れたため第1節は登録が間に合わずスタンドからの観戦。ようやく迎えた第2節は試合残り5分間だけの出場と、はじめは僕自身少し苦しんでいました。 しかし、第3節でレギュラーのチャンスをもらい、その試合で負けはしたものの得点を挙げてレギュラーを獲得。次節から最終節まで、結果だけを見ると上記したようにチームの戦力になりました。そして、最後の試合では、それを表すかのようなチームからのサプライズがありました。
リーグ戦の各試合前には、両チームのロッカールームで個別に審判団が入ってきて、選手リストをもとに、選手とベンチに入れる関係者の確認します。審判団が苗字を読み上げた後に、呼ばれた人は名前と番号を答えるという段取りで、このときに最初に呼ばれるのがそのチームのカピターノ(キャプテン)なのですが、ラストゲームのこの日、最初に呼ばれたのが『Signor.INOUE!』ということで、僕の名前だったのです。一瞬、審判団が僕に何かの確認のためかな? と考えたのですが、すぐにそうではないとその後に続いた監督の言葉によって分かりました。 『きょうはラストゲームだが、キャプテンをMakotoに任せようと思う。1年間共に戦ってきた彼はチームの模範となり、日本から多くの技術、犠牲心をもたらし、さらにはチームに結果をももたらした。彼のゴールと共に俺たちはここまでやってきた。だから、この最後のゲームは、Makotoにキャプテンマークを贈りたい。Makoto、チームを愛してくれてありがとう。』
本当に、僕はこの1年間でフットサルというスポーツを通して、このチームメートたちとともに、技術や戦術面だけではなくて、もっと他の人生を楽しむということを学んだような気がする。さらに、この日の試合で開始直後にチームの1点目を決めることができて、キリスト教徒ではないですけど、このときばかりは、神様はいるのではないかと思い、神に感謝しました。(苦笑)
さて、今シーズンも応援してくださった方々にこの場を借りて『ありがとう』と伝えておきます。これからも、こちらでの経験を生かしたコラムを目指すのでよろしくお願いします。