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Ciao tutti.
さて、4月に入り日本では新学期、または新シーズンが始まる時期でしょうか?
日本では新しいスタートのシーズンですが、ここイタリアではリーグ戦終盤戦、佳境へ入ってきました。僕たちS.ERMINIOも先週のデルビー(イタリアではダービー戦のことをデルビーと呼ぶ)戦に勝利して残り4試合、プレーオフへ向けて、祈りながら自分たちの試合をするのみです。
さてイタリアには、僕たちのようなセミプロの世界からセリエAまでいろんなカテゴリーごとにデルビーが存在しています。
その中でも、イタリアには4大デルビーと呼ばれているものがあり、それらは、ミランvsインテル、ローマvsラツィオ、ユベントスvsトリノ、そして、近代のカルチョが生まれた都市であるジェノバでのジェノバvsサンプドリアのデルビーのことです。上記以外にもスキャンダル発覚で2部落ちするまで、一度も2部落ちしたことのなかったユベントスvsインテルの一戦をイタリアデルビーとも呼んでいます。その他にも、一昨年の警察官とサポーターの衝突で有名になってしまったシチリアデルビーのパレルモvsカターニアに、メッシーナ海峡デルビーという名のレッジーナvsメッシーナの対決などがあります。
さて、上記のようなたくさんのデルビーが存在していますが、今回僕が皆さんに紹介したいのは上記の中のどれにも当てはまらないデルビー。その名も、『ウンブリア州デルビー』です。
僕の住む町、ペルージャはウンブリア州の州都なのですが、このウンブリア州には、隣町テルニを本拠地とするTERNANAという、現在PERUGIAと同じくセリエCに所属するチームがあります。この2チームは以前からウンブリア州を代表する2チームとして存在してきたので、ウンブリア州の人たちはこの一戦をウンブリア州デルビーと呼んでいるのです。
さて、その試合が、先週日曜日にペルージャのホームで開催されたのですが、今回初めてとなる悲しいデルビーが待っていたのです。それは、選手にとっても、サポーターにとっても恐ろしく悲しい現実でした。
それは、試合当日のアウェーサポーターのスタジアム入場を禁止するというものでした。それくらいでなぜ? と感じた方もいるかと思われますが、デルビーはチームの選手たちのピッチ上の戦いだけではなく、まさにその町の威信をかけた一戦。各チームサポーターによるスペッターコロ(試合前に観客全員でチームロゴをかたどったり、人文字を作ったりして行うショーのこと)も行われるのですが、それは、相手チームがいて成り立つもの。この日はPERUGIAのサポーターだけなのでスペッターコロも行われず、そして、試合中の掛け合いもなしで、この日試合を見に行っていたPERUGIAサポーターの友人たちは、口をそろえて『Non c`era il derby ne partita』とデルビーはおろか、試合さえもなかったという表現を使い、TERNANAのファンがいないとデルビーが成立しないことを嘆いていました。
背景には、TERNANAのホームの試合で、サポーター同士の衝突があったことが原因なので仕方がないとはいうものの、1年に1回の自分の町でのデルビーを楽しみにしているサポーターからすれば、これほど悲しいことはなかったというわけです。
とにもかくにも、ここまで町の人たちが気合を入れるデルビー、また一つカルチョの文化に触れた一日でした。それではまた来週!!!
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