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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、フットサルチームなどでもプレーした後、帰国。現在はフレスカ神戸チームスタッフとして活躍中。

イタリア

■サッカーとシャワー

2009.2.6

チャオ、みなさん元気ですか?
今週はイタリアならではのシャワー話をお送りします。

さて、まずは僕自身が日本でサッカーをしていた時代に経験した日本サッカーとシャワー事情。

幼少時代は、練習後にシャワーなんてことは滅多にありませんでした。毎週末の試合の後には、そのまま着替えて帰っていたチームがほとんどだったと思います。現代の子供たちもおそらく同じでしょう。

そして、中学時はクラブチームでしたが、ここでも同じくナイターでの練習の後には、すぐさま着替えて帰宅していました

高校生になると、暑い夏の時期だけですが、プールサイドのシャワーを練習後にこっそり利用していました。まぁ色気づいたこともあってか、汗をかいた後にそのまま制服を着て帰宅するのがイヤでそうしていた記憶がありますが。(苦笑)

そして大学生。シャワー室と呼べるほどのたいそうなものではありませんでしたが、大学で汗を流すことができたので、独り暮らしや寮暮らしの生徒はよくシャワーを浴びていたのを覚えています。まぁ、これも実は節約の一環だったりするのですけれどね。(笑)

とまぁ、日本での僕のサッカー人生においてのシャワーのあり方は、こんな感じでした。

しかし、こちらイタリアでは少し違います。

僕が去年、監督をしていたU-9年代の子供たちでさえ、練習中コーチのいうことは聞かないくせにシャワーはしっかりと1人で浴びるのです。上がった後はしっかりとお父さんお母さんにドライヤーをかけてもらって、服を着るのを手伝ってもらい帰っていきます。

これが、中学・高校生になってくると香水を持参して、練習のシャワー後にシュッっと一噴きどころか、体中にぶっかけています。

そう、イタリアでの常識としてサッカーの練習後にシャワーはつきものなのです。

実はこのシャワー。ただ単に体のコンディションのためだけではなくて、チーム作りにも大事な要素が含まれていると、イタリア人指導者たちはいいます。

なぜかというと、シャワールームというのは唯一、選手同士だけの空間が持てるところなので、監督や親の前ではいえないことなどを選手間で話す場にもなるし、なによりも裸の付き合いという言葉が表すように、選手のコミュニケーション能力を高める格好の場になるわけです。

さて、自己主張が弱いというイメージの日本人が海外へ出てみて気づいたことの一つなのですが、このシャワー制度、もしかしたらいいヒントになるかも知れませんね。

みなさんは、サッカーとシャワーをどのようにとらえていますか?

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