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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、現在ではチームのエースとして認められるほどの存在に成長。来シーズンはセリエC~Eのチームでプレー予定。

イタリア

■通訳まことの挑戦!

2008.8.18

Ciao tutti!!!

さて、実は現在バカンスを利用して日本へ一時帰国しているのですが、今回は1週間ほど大阪で通訳のお仕事もしています。

イタリアからイタリア人指導者を呼んで、日本の指導者および、子供たちにイタリアサッカーを勉強してもらうということで、僕が通訳として働いているわけですが……これが、非常に楽しくもあり、考えさせられる経験になりました。
イタリア人を呼んで行っていた今回のキャンプ中にも、一つ面白い発見があったのでそれを少し紹介します。

通訳にとって必要な能力はもちろん語学力ですが、語学力と一言でいっても、コミュニケーション能力・話の理解力・それを瞬時にまとめて訳す能力などがあります。

その中でも、私がいちばん難しいなと発見したことは……ずばり"習慣の違い"です。

どれだけ語学力に優れていても、日本とイタリアの習慣の違いを知らなければうまく理解しあえないことがあることに気づきました。
例えば、戦術練習のときに感じたのですが、イタリアでは普段から週に少なくとも1日は戦術だけの練習を行います。それも100パーセントで。つまりは試合を想定して、試合時と同じようなスピードで選手も動くのです。
それに対して、日本の練習はというと、戦術的なことに関しては、まだまだ頭を使った練習という見解が多く、動きの確認といった意味合いになりがちなので、選手も試合のときのようには動きません。
こういった、練習への取り組みの違いから、イタリア人のコーチが戦術面の練習を日本人の選手へさせたときに、スピードの遅さにどうしても戸惑いを隠せず、驚くようです。

そして、練習以外でも、ご飯を食べる際でのマナー(例:麺類を食べるときに音を立ててはいけない)から、電車でのマナー(例:携帯電話の利用法)など本当に習慣や文化などの違いが多くて大変ですし、それを教えるためにも自身に教養がないといけないなとも思いました。

とにかく今回は1週間朝昼晩と、1日中つきっきりだったので、イタリア人が日本に来て日本人の時間の正確さではなくて、細かさに驚いていたことや、逆にイタリア人は適当に見えて、もっと滅茶苦茶で計算のできない種族であることに気づかされました!!(苦笑)

とにかく、サッカー関係の通訳を経験することによって、サッカーのボールを使った練習以外の勉強ができてよかったし、日本の指導者とイタリア人指導者の違いも見えてきて本当にいい経験になりました。

いつか、サッカーの指導者を目指すのであれば、通訳という仕事はいい経験になるのかとさえも思った今回の通訳のお仕事でした。

それではまた来週!!!


大阪産大付属サッカー部のみなさんと、井上信
大阪産大付属サッカー部のみなさんと、井上信
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