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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、現在ではチームのエースとして認められるほどの存在に成長。来シーズンはセリエC~Eのチームでプレー予定。

イタリア

■ある日のガゼッタ

2008.2.7

Ciao tutti!!!

日曜日は、苦手のアウエーでまたもや引き分けてしまい、首位との勝ち点差が3に広がりました。そして、今日は週に1度のチームでの夕食会です。最近は安いピザ屋さんではなくて、クラブ会長の経営するレストランで食事会をしていますが、これももしかすると成績のよさが関係しているのかも。まぁ単純に僕たちが結果を出せば、彼らの鼻も高いし、うれしいでしょうからね。

さて、今回は「Gazzetta dello sport」に載っていた記事をご紹介。
なぜかというと、あのNAKATAの記事が出ていたからです。さっき、昼食後にカッフェをチームメートとするためにバールへ寄り、新聞を読んでいてその記事を発見。
『Nakata con zaino,gira nel mondo』(中田がリュックと一緒に世界を回っている)
内容を見てみると、結構興味深い内容。
NAKATAがカルチョを辞めた後の活動が詳細に書かれており、今までに回ってきた国の名前、なぜこの旅をしているのかなどが書いてあり、もうすぐアフリカ入りするということまで。そんな中から、1文だけ紹介します。

インタビュアー:
『なぜ、この旅を開始したのですか?』
NAKATA:
『自分の足で世界を回ることによって、その国の真の姿を知ることができる。例えば、一般的に情勢・治安が悪いといわれている国についてだけれど、実際に旅をしてみるとそうではないこともある。そして、このようにして各国をまわることにより、自分が何の役に立てるかを知ることができる。自分のできることを探すために、未知の土地に足を踏み込む』

このような記事なのだけど、イタリアへ20歳という若さで渡り、堂々とプレーした彼だからこそ、その土地へ行き、真実を感じるという大切さを知ったのではないでしょうか?
僕自身も同じイタリアという土地でカルチョに挑戦しているのだけど、日本にいるときに思っていたカルチョ、ビデオで見たセリエAと、実際にイタリアでプレーしてみたカルチョとでは違うものだった。日本でイタリアサッカーといえば、まだまだ【カテナチオ】という言葉が連想されているのではないのでしょうか? でも実際に、セリエAの試合を見てアマチュアの試合を経験してみるとわかるのですが、日本人が呼ぶカテナチオはイタリアには存在しないのでは? と思ってしまうくらいに、彼らの頭の中にはその言葉がない。

このカテナチオについては、いつかしっかりとコラムにしたいと思いますが、とにかく今、日本でサッカー選手を目指していて、海外に行ってやりたいなと少しでも思っている選手がいれば、思い切ってその国に足を踏み入れることが大事かもしれません。成功するかしないかはあなたの力(プレー以外の生きる力)にもよりますが、海外から学ぶことはたくさんあります。日本という国のサッカーを外的視点でとらえられるのも、間違いなく貴重な経験になるでしょう。

それでは、僕もまだまだカルチョから学ぶことがたくさんありそうなので、挑戦を続けていきたいと思います。来週はぜひとも、ホームでの勝利の報告がしたいですね。

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