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井上 信
イタリア

イタリア通信 ~ジョカトーレ まことの挑戦~

井上 信
1983年生まれ。神戸市出身。中学時に在籍していたクラブチームのイタリア遠征がきっかけでカルチョ(イタリアサッカー)の虜になる。2005年夏の阪南大学在学中にペルージャへ旅立ち、イタリアサッカー協会所属のチームと選手契約を交わした。チームとの契約を代理人なしでやり遂げ、現在ではチームのエースとして認められるほどの存在に成長。来シーズンはセリエC~Eのチームでプレー予定。

イタリア

■クラブワールドカップ

2007.12.8

Ciao tutti!!!
12月に入って初めての試合を、ホームにて3-1で勝利。現在同率3位で首位との勝ち点差も1となっています。チームの調子は少しずつですが上向きになってきました。僕は、2試合連続でメンバー落ち……。まぁベンチ入りはしているので、いつでもプレーできる状態でいることが大事ですね。

今日は、日本で行われるクラブワールドカップに出場するACミランについて。
ミランといえば、つい先日バロンドールを受賞したカカをはじめ、世界の一流選手たちの集まった集団です。そんな、ミランと真剣勝負をすることができるかもしれない日本の浦和には、ぜひとも勝ちあがって、挑戦してもらいたいものですね。

ということで、今日は僕のイタリアファン的な目線でミランを解剖して、浦和を世界チャンピオンへ導こうというわけです。

まず、相手に勝つためには相手を知る。ということで、GKから。
ミランのGKといえば、ブラジル代表でもあるジーダ。実際に試合を生で見たことがあるのですが、手足の長いこと。それに加えて、からだもデカイ。しかし、どうやら遠目からのシュートに弱いようで、ときどき寝ているのではないかと思うくらいボケーっとしていて、ロングシュートが入ってしまう。
ということで、不意をついて遠目からのシュートを狙おう!

次は、DFライン。
マルディーニ、ネスタ、カラーゼ、カフー、ヤンクロフスキー、オッドと、名前だけを見てみると、このメンバーからどうやって点を奪えるのだろうと思うけれど、そうでもありません。今季、セリエAでもインテルについで失点はたったの10しか記録していないが、失点の仕方が悪い。その中でも、ボールを奪われた後のDFラインの修正の遅さ。年齢的に走力がないのは確かだけれど、それを加味してもDFラインのスピードがない。
ということで、浦和としては中盤でボールを奪ってDFラインの裏を狙っていけば、1試合の中で2~3本はGKとの1対1を作れるはずです。

さぁ、ここがいちばんやっかいかもしれないミランの中盤。
ボランチにピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、その前にカカとセードルフ。後ろの3枚はイタリア代表でも組んでいるし、連係は非常によく、バランスの取れたポジショニングだ。でも、ここでも狙いどころはあり、ピルロが後ろ向きにボールを受けたときにプレスをかけると、ボールをときどきだが失う。そこからのカウンターが幾度となく今季のミランの危険な場面を作っているので、狙い目でしょう。
前の2枚はテクニックがあるので、うかつに飛び込まずに味方の助けを待って、2枚でボールを奪いにいくといいでしょう。

残るは、ミランのFW陣。
スーペルピッポ、ジラルディーノに加え、怪我がなければ怪物ロナウドとタレントはそろっています。しか~し、ここにも弱点が!!!
といいたいところですが、彼ら3人とも日本のJリーグに来れば得点王を取れるのではというくらい素晴らしいFWです。ピッポことインザーギはDFラインぎりぎりでのプレーを得意として、何度オフサイドを取られても裏を取る動きを繰り返してくる、DFにとっては嫌なFWです。ジラルディーノも今季は同じようなプレーを見せているし、彼は自分でも打てるし周りを使うこともできるので、これまた厄介ですね。
そして最後にロナウド。ケガはあるものの、回復して、試合に出るたびにいいプレーを魅せる。彼はやはり怪物です。

さぁ、少しはみなさんもミランの選手についてわかっていただけたでしょうか?
どうせクラブワールドカップを見るのなら、選手のことも知っておくとよりいっそう楽しく観戦できるでしょう。浦和がミランに勝って世界一になればすごくないですか? 不可能なんてないので、みんなで浦和を応援して世界一へ導きましょう!!!!

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