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Ciao tutti!!!
僕の所属チーム「ANGELANA」は、リーグ戦8試合で5勝1分け2敗の勝ち点16。何とかまだ同率で首位の座をキープしています。
さて、今日はイタリアのサポーターについて書きたいと思います。
もうニュースを通してご存知の方も多いと思うので詳細は省きますが、先週の日曜日にラツィオファンの一人が警官の発砲により、死亡するという事件が起きました。
そして、そのニュースはすぐに全国のサポーターに広がり、各スタジアムでは警官に対するサポーターの暴動が起きました。特にひどかったのが、アトランタで行われていた、アトランタvsミラン戦での出来事です。
試合開始から5分過ぎのこと、アトランタのウルトラスたちが、観客席とグラウンドの境界にある特殊素材の透明のバリアーを破壊し始めたのです。この状況では、試合を進行できないということで、この試合は前半8分で打ち切りになりました。他にもセリエC1のターラントvsマッセーゼの試合では、ターラントのティフォージ(ゴール裏の熱狂的なファン)がビンなどをグラウンドに投げ込み、2-1でターラントが勝っていたにも関わらず、試合の中止を促す行為に及んで、実際に途中で打ち切った。
このように、イタリアサッカー界では、カルチョをスタジアムで楽しめる環境がなくなってしまっています。
イタリアに来てみて、実際にわかったのですが、彼らのカルチョに対する愛情は、日本のそれとは異なります。何がかというと、彼らとカルチョの関係はひとつの歴史のようなもので、各町にある1つのチームは彼らの誇りであるとともに、彼らのバンディエッラ(旗)なのです。つまり各試合、大げさにいえば国対国の戦争のようなものなのです。愛国心(地元愛)が強過ぎるためにこのような感覚を抱いてしまいます。
それにしても、もちろん純粋にクラブを応援しているというティフォージがほとんどで、警官に向かってビンを投げるなどというサポーターはそのうちのわずかです。
今年の2月には、カターニアでファンの暴動により警官の1人が死亡するという事件が起きました。あのときはイタリアサッカー界が一丸となって、このような悲劇の繰り返しをなくそうと、スタジアムの整備など環境を整え直したばかりでの今回の出来事。
いま、まさにカルチョはスポーツでなくなってきています。このような事態を変えるためにも、どうにかしなければなりませんね。ティフォージといえば僕たちANGELANAもウルトラスがあり、毎試合ホームにもアウエーにもやってきます。僕たちのようなセミプロの試合でも、ファン同士の暴動が起こることがあります。
サポーターというのは、本当は彼らの愛するチームを応援してサポートする集まりなのでは?
試合に勝てばいいが、負けたときはそのサポーターたちが何かとアクションを起こす。この状況が続くなら、カカやカンナバーロの発言も仕方がないのかも。イタリアでプレーする身としては怖いですが、いい結果を出すことが僕たち選手のできることなのかなと思うので、がんばりたいと思います。
もう、このような悲劇が起こらないことを祈ります。 |