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前回の問題の解答の前に、知っておくと便利なことがあります。
フリーキックが与えられる反則(テクニカルジャッジ)を下すための必要条件が3つあります。
そのプレーが
・インプレー中
・グラウンド内
・選手によるもの(スタメン、サブ選手の両方)
この3つの条件を満たしていない場合、フリーキックの反則は与えることができません。それ以外のジャッジはディシプリンジャッジと呼ばれ、簡単にいうとこれは警告、退場のことを指します。
このことを念頭に置きながら前回の問題を解いていきましょう。
Q1 コーナーフラッグのポールの高さは? ポールにフラッグはつけなくてもいいか?コーナーフラッグを立てることは義務か、そうではないか?
A1 高さは1.5メートル以上。ポールにフラッグをつけるのは義務。コーナーフラッグポストは必ず置かなければいけない。
Q2 プレー中に監督がグラウンドに入って、ペナルティーエリア内で相手チームのシュートを手で止めた場合、どのようにプレーを再開するか?
A2 主審はプレーを止め、監督を退場させる。トスボールにより試合を再開。監督は選手ではないのでフリーキックにはならない。
Q3 上記の2の例が監督ではなく相手チームのサブの選手だったら?
A3 主審はプレーを止め、サブ選手を退場させる。相手チームによる間接フリーキックで再開。
Q4 タッチライン際で一人の選手が相手選手を股抜きでかわし、スペースがないのでタッチラインの外を走りました。そのとき、かわされた相手選手がタッチライン外でその選手を引っ張って倒しました。この場合どのようにプレーは再開されますか?
A4 主審はプレーを止め、相手選手に警告、もしくは退場を命じる(行ったアクションによる)。
プレーは違反が起こった場所近くのグラウンド内からトスボールで再開。フリーキックにならないのはグラウンド外だったため。
Q5 トスボールの際に必ずチームから1名ずつボール近くにいくのは義務ですか?
A5 義務ではない。ただし両チームの選手が行く場合は各チーム1人ずつとなる。
Q6 キックオフの際センターサークルには何名入れる?
A6 制限はなし。つまり味方全員入ることもできる(普通はGKまで入ったりしませんが……)。
Q7 ゴールキックをGKが蹴る際に、センターサークル付近で敵チームの選手が味方選手の足を引っかけて倒しました。どのようにプレーは再開されますか?
A7 ゴールキックはペナルティーエリアを出た時点でインプレーとなる。よって主審はプレーを止め、違反を行った選手に警告、もしくは退場を命じる。ゴールキックのやり直し。フリーキックにはならない。
Q8 味方ペナルティーエリア近くで相手選手による反則があり、直接フリーキックを得ました。キッカーはGKに戻そうとしパスを送りましたがミスキック。ボールはそのまま味方ゴールに入ってしまいました。この場合はゴール?
A8 ゴールにはならない。直接フリーキックは相手ゴールに対して有効。味方ゴールに誰も関与することなく入った場合、相手チームのコーナーキックで再開。
Q9 8の例で直接フリーキックが自陣のペナルティーエリア内で行われ、バックパスがそのままゴールに入ってしまった場合は?
A9 自陣ペナルティーエリア内での直接、間接フリーキックともゴールキックと同様、ペナルティーエリアを出るまでインプレーとならない。よって、フリーキックのやり直し。
Q10 センターライン付近でAチーム側のスローイン。そのときにAチームの8番の選手が16番の選手と交代しました。16番の選手はタッチラインの外に置いてあったボールを拾いそのままボールを持ってスローインすることは可能ですか?
A10 不可能。交代することになる選手がグラウンドを完全に出て、交代で入る選手がグラウンドに入るまで交代は成立しない。よって、いったんグラウンド内に入らなければいけない。
Q11 後半終了間際でAチームのエースが相手ペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。その選手はファウルを受け、足を痛めたのでいったんグラウンド外に出なければいけません。しかしPKのキッカーはその選手。この場合上記の選手はPKを蹴ることが可能ですか?
A11 不可能。PKはアウトオブプレーとなるので、次にインプレーになるまで上記の選手はグラウンドに入ることができない。よって必然的に別の選手がPKを蹴らなければいけない。
いかがでした? 実際に僕も問題を見て、先生からきちんと教えてもらうまで明確に答えが分からないものもありました。これを知っていないとやっぱりちゃんと審判に抗議できないのです(笑)。
知っているようで知らないこと。サッカーのルールですが、解釈によっていろいろ抜け道があるということを知っていないと恐ろしいことになります(?)。 |