STRIKER DX

ストライカーデラックス
ショップ.学研 Gakken
www.soccerstriker.net
トップページ マッチレポート コラム トピックス セレクション バックナンバー ムック リンク
最近のコラム

2009年7月16日
【最終回】新しいページをめくる時


2009年7月3日
センターバックの狡猾(こうかつ)な技


2009年6月19日
バルサでもっとも速かった選手は……


2009年6月13日
ロマーリオのゴールの立役者


2009年5月28日
自信を与える


2009年5月21日
真面目なキャプテンとあいさつできない天才


2009年5月14日
イエローカードの清算


2009年4月30日
サッカーのルール解答編


2009年4月16日
サッカーのルール、すべて把握していますか?


2009年4月6日
ファンが及ぼす影響


2009年3月12日
スペインサテライトリーグ発足か?


2009年3月1日
データで見るスペインリーグ


2009年2月17日
スピードとリズムと縦への意識


2009年1月29日
もしかしてこれなの……?


2009年1月16日
Chispaが足りん!!


2008年12月28日
これが戦闘民族?


2008年12月26日
練習の見方と、試合の見方


2008年12月13日
まずは激しさから


2008年12月8日
スーペル・デポルの生みの親


2008年11月29日
負けたらクビ


2008年11月20日
神から人間に?


2008年11月14日
サッカーと闘牛は同じ!?


2008年11月10日
国王杯の面白さと重要さ


2008年11月3日
本当に純血主義??



アルゼンチン 南米通信
~ラ・ビダ・デ・ホルヘ~
イングランド 新・イングランド通信
~No Football No Life~
スペイン スペイン通信
~Entrenador KAZU~
イタリア イタリア通信
~ジョカトーレ まことの挑戦~
メキシコ メキシコ通信
~Si se puede!やればできるさ!

   ■休載中■
ドイツ ドイツ通信
~夢をリアルに~
イングランド イングランド通信
~inside walker~

トップコラムワールドサッカー通信局>スペイン通信 ~Entrenador KAZU~ スピードとリズムと縦への意識

Column コラム

海外発!日替わりリレーブログ ワールドサッカー通信局
倉本 和昌
スペイン

スペイン通信 ~Entrenador KAZU~

倉本 和昌
1982年5月19日生まれ。広島県出身。中学生時代に選手としての限界に気づき、指導者になろうと決意する。高校卒業後、アルバイト期間を経てバルセロナへ。
2006-2007シーズンより、バスク人のみで構成されるアスレティック・ビルバオの育成部コーチに。さらに地元のチーム(U-12)で監督を務めている。スペイン公認コーチングライセンス中級取得。08-09シーズンは、スペインリーグ2部B、バラカルドのスカウト兼ビデオ係およびサントゥチュ13歳チームの監督を務めている。「Entrenador」は指導者の意。

スペイン

■スピードとリズムと縦への意識

2009.2.17


前回の続きです。

パターン練習の良い点は役割がはっきりしているので「うまくできたか、できなかったか?」がはっきりします。なのでできていればほめますし、できなければ励まします。

できなくても怒ってはいけません(笑)

あとは練習の流れをコントロールしやすい。ドンドンボールを回していかないといけないので、ミスをしてもすぐにボールを取りに行きます。

以前は選択肢や他に影響する項目が多過ぎたため、自分の非を認めず「だってあいつが出したパスが悪かったから……」「だってあいつの動きが……」と周りのせいにばかりしていて、その度に練習が止まってしまっていたんです。

責任の所在がはっきりしてしまうパターン練習では「もう言い訳や言い逃れはできない」と分かるので、練習の流れが止まらなくなりました。それだけでも進歩です。

それから、ワンタッチで3人目の動きからのシュート練習を行っているのですが、パンパンパーンとリズムよくボールを回し、シュートまで行く感覚が気に入ったのか、すごい速さで正確にできるようになっていました。

このリズム、速さはまさにChispaだと思いました。

やっとChispaの輪郭をとらえました。なんとなくそんな感じというレベルで「こうやれば間違いない」と確信を得るほどには至っていませんが。

まとめますとChispaを出す方法(絶対ではないですが、自分が試した方法)は

・プレースピードを求める(敵なしでも構わない)
・1対1からシュートの練習で激しくいかせる
・さまざまなシュート練習
・局面を一発で打開するロングパスの練習(そのような状況設定)
・ボディーコンタクト激しく、強く!
・縦へ素早くボールを運ぶこと、スペースにボールを送り、走り込む

何よりもハイリズムとスピード。そして縦への意識(ゴールに向かう)。
これがChispaの正体なのかもしれません。

判断を求めるとどうしてもプレースピードは下がってしまう。

ぼくはこれまで「考えること」を要求し過ぎて、その結果プレースピード自体が下がっていました。そこから徐々にスピードアップできれば……と考えていたのですが。

逆の発想としてまずはハイリズム、速いスピードでプレーすることを習慣化させ、そこに徐々に判断の材料を入れていくという方法もあるということに気が付きました。

いずれにしても最終目標は「考えながら、しかも速くプレーする」ことです!

というわけで引き続きバスクの「Chispa」を学び、バルセロナで学んだ「ポゼッションサッカー」をそこに合わせることができるようになれば面白いですね。

そんなサッカーが理想。

そう、その理想に近い形のサッカーをやっていたのが、先日見に行ったリバプールだったのです。他にもマンチェスター・Uやチェルシーなどプレミアリーグの強豪クラブは力強さ+うまさが加わったサッカーをしているように感じています。

最後に、前回も書きましたが、それにしても練習でやっていないことが試合できるようになるスペイン人は一体なんなんでしょうか……?
今度はそのことについて調べていかないといけませんね。
PS,ここで説明させていただいた「パターン練習」なのですが、日本だとボールワークと呼ばれるようですね。勉強になりました。

次のコラム← ワールドサッカー通信局トップへ →前のコラム

ストライカーDX トップ マッチレポート コラム トピックス セレクション/スクール バックナンバー ムック リンク