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サッカーは結果がすべての世界。
もっとくだけたいい方だと、結果がモノをいう世界。
それは育成でもアマチュアでもプロでも同じ。
「すごくいいサッカーをして、内容的に相手を上回っていたけど、カウンターを食らって0-2で負けた」
試合を見ていた人と、当の本人は、「いい内容だったけど、勝てなかった。これを次に生かさなければ」と考え、それでいいわけなのですが、試合を見ていない人が新聞やインターネットで結果を見れば「なんだ! 0-2で負けたのか」で終わり。
いいサッカーをすることが勝利への近道であると僕も思います。しかし、いいサッカーをすれば勝てるのかというとそうとは限らない。
サッカーはなんとも理不尽なスポーツというか……。
ただ、だからこそ面白いですし、本当に細部の細部までこだわり、徹底することが必要になってきます。
僕はこれまで、「これ以上負けたらクビになるかもしれない……」という危機に陥ったことが何度かあります。育成とはいえ結果をある程度出さないといけませんし、クラブからもプレッシャーをかけられます。
これこそリーグ戦の醍醐味だと思うのですが、「勝ちながら(勝利にこだわりながら)育てる」という、まさに矛盾した2つの事柄を同時にやらなければいけないのです。
だからこそ監督も鍛えられるんだと思います。
勝敗が決まるスポーツだからこそ、負けるときもあれば、勝つときもある。
勝ちに等しい引き分けもあるし、負けに等しい引き分けもある。
現在コーチングスクールで戦術の講師を務めているハビエル・イルレタ監督は、「監督は3回クビになってからが本当の監督だ」といっていました。
そういう失敗経験を積み重ね、プレッシャーに耐え、結果を出せるようにひたすらがんばるしかないと。もちろんそれはプロレベルでの話なんですが。
そう考えると、僕はまだまだ勝負強さや勝敗にこだわる気持ちが薄いですね。
というよりも、果たして本当に自分で「この試合に負けたらもう次はない」とこだわって戦ってきたのか? と自問自答すると、「そうじゃない」という答えが返ってきます。
育成は育てることが最優先。楽しむことがいちばんで、勝敗は関係ないという甘い考えを持っていたことは事実。その甘さはこちらに来て痛感するようになりました。
そんな僕ですが、これまで危機に面したときも、最後に救ってくれたのは選手たちのがんばりと、それに伴う「結果」でした。
どうすれば勝負強さは身につくものなのでしょうか?
これはやはり、常に勝負にこだわってこそ、ギリギリの戦いを勝ち抜いてこそ、身につくものなのではないかと思います。さらにそれをコンスタントに年間を通してやり遂げること。
ちなみに先週、僕が監督をやらせてもらっているサントゥチュInfantil A(U-13)が同じグラウンドを使う犬猿の中であるライバルチームと試合を行いました。
実はこの試合に負けたら……なんてうわさも流れていたんです(失笑)。前回の試合であまりにも不甲斐ない試合をしたからなのですが……。
僕に対して「?」が出されていたことは事実。
特にダービーマッチは「絶対に負けてはいけない試合」の一つですし、恥ずかしい試合はできません。
結果は終了間際に同点に追いつき、1-1でなんとか引き分け。内容的には過去最悪の試合だったかもしれません。そこに、「しっかりつないで崩して……」という「自分たちのやりたいサッカー」は全くなかったわけですから。
しかし、激しく戦って負けなかったというのは大きかったです。
クラブの育成部長さんは「負けるんじゃないか?」と思っていたそうで、引き分けに持ち込んだことで「よくやった。おめでとう!」と声をかけてくれました。
もし、負けていたら……。
毎週こんな思いをしながらリーグ戦を戦っています。果たしてシーズン終了まで持つのでしょうか……? |