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9月1日から、僕が監督をやらせてもらうことになっているサントゥチュ Infantil A(13歳)のプレシーズンが始まりました。
大半の選手は僕のことを知っており、また僕も彼らと何度か練習をしたことがあります。しかし、新しく来た選手も数名おり、僕も彼らのことを深く知っているわけではないですから実質、新チームでのスタートです。
僕はプレシーズンに必ずやることがあります。
それはチームの規律、約束事の確認などもそうなのですが、いちばん大切にしているのは「より選手たちのことを知り、そして監督である僕のことを知ってもらう」ということです。
信頼関係の構築。
これがないとチームとして、そして一つのグループとして機能しないと思います。良いプレーをするとか、練習をがんばる以前の問題です。
特に外国人である僕の場合、選手たちも周りの親も「こいつはちゃんとサッカーを知っているんだろうか?」「大丈夫か?」と思われますし、「こいつがいっていることはよくわからない」と感じることもあるわけです。
なので、ここでお互いのことを理解しようと歩み寄ることが必要になります。その場合、もちろん選手からではなく、僕から積極的にならないといけない。
というわけで、僕は信頼関係の構築にはしっかりとしたコミュニケーションを取ることが大事だと、全員と個人面談(インタビュー)を行っています。
このインタビューは思いもよらない効果があったり、普段なかなか見えない選手間の関係やチームの実情がわかったりするんですよね。
もちろん、それだけに練習時間を費やすわけにはいきませんから、練習後に5人ずつ残ってもらい、4日間で全員終了です(20人選手を抱えています)。
この時期に行う意味は、選手たちのことを早く知ることと、もう一つあるんです。
これから練習を重ねていき、試合をしていけば、どうしてもチームの中で実力差が出てきます。20人全員レギュラーで出られるわけではありませんからね。
彼ら自身の中で、ランク付けが始まります(あの選手は僕よりうまいとか、僕とあいつは同じぐらいのレベルだとか……)。
僕も毎週試合に勝つこと(それがすべてではないですが)を考え、練習をする中で全員にフラットに声をかけられないことが出てくるわけです。
これは差別だとかうまい選手だけがかわいいという意味ではなく、当然平等になるように僕は接していかないといけないのですが、選手たちの感じ方が変わってくるのです。
たくさん声掛けをしていても「俺はレギュラーじゃないからKAZUは僕のことを見てない」とか、逆に一言でも「なんであんなに俺が怒られないといけないの?」と感じる選手もいます。
つまり、どうしてもフラットな状態にはならないわけです。なので、関係がフラットな状態の今なら、選手たちも安心します。
おまけに一人一人とゆっくり時間を取って話をすることで「何かあったらちゃんとKAZUは話をしてくれる。自分の話を聞いてくれる」と思ってくれます。ときには抱えている悩みを打ち明けてくれることもありますし。
自分を開くことで相手も自分を開いてくれると確信しています。 |