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これまでたびたび、「なぜバラカルドのスタジアムの看板に『バラカルド』とカタカナで書いてあるのか?」という謎をひそかに追っておりました。
最初は興味本位でしたが、今や偶然にも日本人である僕が、クラブのお世話になっている以上、その関係性を無視することはできません。
当初は誰か日本人スポンサーが出資していたのかな? などと考えていました。かなり大きな看板が4つもありますからね。広告費にしたら相当だなと……。
そのうち、クラブ関係者、会長の話などから、謎が解明されてきました。どうやらスタジアムの建設と愛知万博が関係しているようなんです。
まず、バラカルドが現在使用している La Sesarre(ラ・セサレ)スタジアムは、エドゥアルド・アロジョという建築家が設計し、スタジアム自体が近代建築の中でも高い評価を受けているそうです(建築関係のことは全くわからないのですいません)。
そういわれれば、約8千人収容とこじんまりとしていますが、観客席はすべて屋根に覆われており、しかもカラフルな椅子(空席でも人がいるように見える……)に加えて、美しい外観。2部B(実質3部)のスタジアムっぽくはないと感じていましたが、2部A(スペインリーグ2部)に上がることを想定し、作られたようです。
グッゲンハイム美術館をはじめとする、ビルバオの再都市化計画により建てられた近代建築と関係しており、その影響でバラカルド市も新しいスタジアム建設計画を立てたそうです。
そういえば建築関係の日本人学生が、ときどき団体でビルバオに来ていますね。
ラ・セサレスタジアムは、2003年11月30日にバラカルドvsアスレティック・ビルバオの試合でこけら落としとなり、それ以降はバラカルドのホームスタジアムとして使用されています。
では、なぜ「日本語の看板があるのか?」ということですが、ここには愛知万博が関係してくるのです。
2005年、ラ・セサレスタジアムで行われる試合の様子(バラカルドvsアラベスB)をビデオに収録し、愛知万博でスペイン建築のプレゼンテーションの一環として紹介されることが決まったのです。
そこでクラブ関係者、およびバラカルド市は、「この素晴らしい機会にバラカルドの町を日本の多くの人たちに知ってもらおう」と、看板に日本語をつけたそうなのです。
なるほど。試合当日にはより多くのファンに来てもらおうと、「バラカルド」と日本語で書かれたTシャツをファンに配ったようです。
そんな日本となじみの深い(?)クラブに、今シーズンからお世話になっている。なんだか偶然にしてはできすぎていると思うのは僕だけでしょうか? |