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先日、バラカルドにとって今シーズン初の公式戦となる国王杯(日本の天皇杯)が行われました。対戦相手は4部に所属する、ヒムナスティカ・トレラベガというチーム。
国王杯1回戦と2回戦はホーム&アウエーではなく、一発勝負で、クジによりバラカルドは1回戦も、そして勝ち残った場合の2回戦もホームで戦うことになったんです。
バラカルドのほうがカテゴリーが上(2部B=実質3部)なので、バラカルドにとっては「勝って当然」となるわけですが、カテゴリーの差は周りの人が考えるほど大きくないものです。
というのもこのヒムナスティカは、毎年4部で優勝争いをするチームであり、能力的には2部Bにいてもおかしくないほどの資金力とチーム力を持っているんです。なぜ2部Bにいないかというと、4部から2部Bに上がるためのプレーオフでいつも負けてしまっているから。
このプレーオフは本当にくせもので、せっかく長いシーズンを戦い抜いてきたのに、ホーム&アウエーのわずか2試合ですべてが決まってしまうわけで、あまりに残酷です。
そのことを考えるとカテゴリーにだまされてはいけないわけです。能力的には十分2部Bで戦う能力があるチームであり、侮ることは決してできません。幸いにもヒムナスティカの試合を何度も見れたのが大きかったです。彼らの実力を知り、長所や短所など分析することができましたから。
そして肝心の試合ですが、本当に苦戦しました。ヒムナスティカは「これだけ質が高くて、さらにこんなにつないで崩そうとするサッカーをするチームは2部Bにもないんじゃないか?」と思うほどのボール回し。
バラカルドは最後のところで踏ん張り、崩し切られることはなかったのですが、中盤を支配されることも度々ありました。このチームが4部にいるなんて……信じられないほどでした。
しかし、事前に分析していたセットプレーから見事に2ゴールを決め(詳しくは次回に)、そのおかげで慌てることなく、試合を優位に進めることができました。
結局試合はそのまま2-0でバラカルドの勝利。
苦戦しましたが、自分たちのスタイルを貫きつつサッカーをすることができましたし、何より勝利を収めたことがいちばんです。ファンも内容と勝利に満足そうで、試合後には大きな拍手が送られました。
試合の帰りの車中で、アルベルト監督が「はぁ~。勝ててよかった。試合中は本当にプレッシャーを感じて試合を楽しむどころじゃなかったよ」と話していたのが印象的でした。
大人の本当の勝負の世界。負ければクビが飛ぶ世界。
そこの中で生きることの大変さを垣間見たような気がしたからです。
幸先良いスタートを切ることができたバラカルド。戦いは始まったばかりです!! |