STRIKER DX

ストライカーデラックス
ショップ.学研 Gakken
www.soccerstriker.net
トップページ マッチレポート コラム トピックス セレクション バックナンバー ムック リンク
最近のコラム


2008年11月20日
神から人間に?


2008年11月14日
サッカーと闘牛は同じ!?


2008年11月10日
国王杯の面白さと重要さ


2008年11月3日
本当に純血主義??


2008年10月26日
生涯センターバック宣言!


2008年10月17日
たくましく生きる選手


2008年10月9日
誕生日会とサッカーくじ


2008年9月25日
プレシーズンに必ずすること


2008年9月18日
バラカルドと日本


2008年9月11日
退屈だけど必要不可欠なこと


2008年9月4日
カテゴリーにだまされない


2008年8月28日
メッセージの送り手と受け手


2008年8月22日
大人の駆け引き?


2008年8月15日
憧れのプロ選手と友達になる


2008年8月12日
初めての経験


2008年8月4日
走れる選手が良い選手?


2008年7月25日
アスリートか、サッカー選手か


2008年7月18日
スペインの育成の現実から考えてみる②


2008年7月10日
スペインの育成の現実から考えてみる①


2008年7月3日
ユーロ優勝がもたらした一体感


2008年6月27日
改めて知ったクラブの偉大さ


2008年6月22日
スペインのコーチングスクール


2008年6月15日
スペイン中がEURO2008一色!?


2008年6月6日
まだまだ続くスペインの下部リーグ


アルゼンチン 南米通信
~ラ・ビダ・デ・ホルヘ~
イングランド 新・イングランド通信
~No Football No Life~
スペイン スペイン通信
~Entrenador KAZU~
イタリア イタリア通信
~ジョカトーレ まことの挑戦~
メキシコ メキシコ通信
~Si se puede!やればできるさ!

   ■休載中■
ドイツ ドイツ通信
~夢をリアルに~
イングランド イングランド通信
~inside walker~

トップコラムワールドサッカー通信局>スペイン通信 ~Entrenador KAZU~ カテゴリーにだまされない

Column コラム
海外発!日替わりリレーブログ ワールドサッカー通信局
倉本 和昌
スペイン

スペイン通信 ~Entrenador KAZU~

倉本 和昌
1982年5月19日生まれ。広島県出身。中学生時代に選手としての限界に気づき、指導者になろうと決意する。高校卒業後、アルバイト期間を経てバルセロナへ。
2006-2007シーズンより、バスク人のみで構成されるアスレティック・ビルバオの育成部コーチに。さらに地元のチーム(U-12)で監督を務めている。スペイン公認コーチングライセンス中級取得。08-09シーズンは、スペインリーグ2部B、バラカルドのスカウト兼ビデオ係およびサントゥチュ13歳チームの監督を務めている。「Entrenador」は指導者の意。

スペイン

■カテゴリーにだまされない

2008.9.4

先日、バラカルドにとって今シーズン初の公式戦となる国王杯(日本の天皇杯)が行われました。対戦相手は4部に所属する、ヒムナスティカ・トレラベガというチーム。

国王杯1回戦と2回戦はホーム&アウエーではなく、一発勝負で、クジによりバラカルドは1回戦も、そして勝ち残った場合の2回戦もホームで戦うことになったんです。

バラカルドのほうがカテゴリーが上(2部B=実質3部)なので、バラカルドにとっては「勝って当然」となるわけですが、カテゴリーの差は周りの人が考えるほど大きくないものです。

というのもこのヒムナスティカは、毎年4部で優勝争いをするチームであり、能力的には2部Bにいてもおかしくないほどの資金力とチーム力を持っているんです。なぜ2部Bにいないかというと、4部から2部Bに上がるためのプレーオフでいつも負けてしまっているから。

このプレーオフは本当にくせもので、せっかく長いシーズンを戦い抜いてきたのに、ホーム&アウエーのわずか2試合ですべてが決まってしまうわけで、あまりに残酷です。

そのことを考えるとカテゴリーにだまされてはいけないわけです。能力的には十分2部Bで戦う能力があるチームであり、侮ることは決してできません。幸いにもヒムナスティカの試合を何度も見れたのが大きかったです。彼らの実力を知り、長所や短所など分析することができましたから。

そして肝心の試合ですが、本当に苦戦しました。ヒムナスティカは「これだけ質が高くて、さらにこんなにつないで崩そうとするサッカーをするチームは2部Bにもないんじゃないか?」と思うほどのボール回し。

バラカルドは最後のところで踏ん張り、崩し切られることはなかったのですが、中盤を支配されることも度々ありました。このチームが4部にいるなんて……信じられないほどでした。

しかし、事前に分析していたセットプレーから見事に2ゴールを決め(詳しくは次回に)、そのおかげで慌てることなく、試合を優位に進めることができました。
結局試合はそのまま2-0でバラカルドの勝利。

苦戦しましたが、自分たちのスタイルを貫きつつサッカーをすることができましたし、何より勝利を収めたことがいちばんです。ファンも内容と勝利に満足そうで、試合後には大きな拍手が送られました。

試合の帰りの車中で、アルベルト監督が「はぁ~。勝ててよかった。試合中は本当にプレッシャーを感じて試合を楽しむどころじゃなかったよ」と話していたのが印象的でした。

大人の本当の勝負の世界。負ければクビが飛ぶ世界。
そこの中で生きることの大変さを垣間見たような気がしたからです。

幸先良いスタートを切ることができたバラカルド。戦いは始まったばかりです!!


バラカルドvsヒムナスティカ・トレラベガ
バラカルドvsヒムナスティカ・トレラベガ
次のコラム← ワールドサッカー通信局トップへ →前のコラム

ストライカーDX トップ マッチレポート コラム トピックス セレクション/スクール バックナンバー ムック リンク