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倉本 和昌
スペイン

スペイン通信 ~Entrenador KAZU~

倉本 和昌
1982年5月19日生まれ。広島県出身。中学生時代に選手としての限界に気づき、指導者になろうと決意する。高校卒業後、アルバイト期間を経てバルセロナへ。
2006-2007シーズンより、バスク人のみで構成されるアスレティック・ビルバオの育成部コーチに。さらに地元のチーム(U-12)で監督を務めている。スペイン公認コーチングライセンス中級取得。
「Entrenador」は指導者の意。

スペイン

■そわそわする時期

2008.5.29

4月、5月は誰もがそわそわする時期です。

通常、6月にシーズンが終わり、それからオフシーズンに入るのはプロ選手も育成年代も同じです。

よって、シーズン終盤のこの時期は、来シーズンの去就について誰もが心配したり、考えたりするデリケートな時期なのです。

選手であれば、「今シーズン、このチームでは出場機会が少なかったから違うチームへ移籍しよう」とか、「来シーズンもこのチームに残れるのだろうか? クビになるのか? クビになったら違うチームを探さないと……」と心配したり、「今いるチームよりもっといいチームからオファーが来たからどうしようか」など、移籍の動きが活発になります。

特に育成部長は、自分のクラブのチームについて「誰を残すのか?」「誰を監督として据えるのか?」それを決める時期です。さらに他のチームとの移籍交渉も始まります。

人は自分の場所がないと不安になります。
次に行く場所、居場所がはっきりしていれば不安にはなりませんが、
サッカーの世界は何が起こるかわかりませんからね。

僕自身のことでいえば、一応クラブから「来シーズンもクラブに残ってほしい」といわれたものの、どのチームを担当することになるかはまだ知らされていないのです。

なので、少し不安です……。

僕の希望は、今の、監督として携わらせてもらっているチームを来シーズンも引き続き見させてもらうこと。

来シーズン、僕のチームの選手たちはInfantil(インファンティル=12~13歳)カテゴリーから、Cadete(カデテ=14~15歳)カテゴリーに上がります。

僕はこれまで自分が監督として2年連続で同じチームを見たことがなかったので、もう1年彼らと過ごして、どこまでチームとして高めることができるのかを試してみたいのと、Cadeteカテゴリーの監督を務めるのも初めてなので、経験してみたいです。

近日中にクラブの指導者全員とクラブ上層部との話し合いが行われ、そこで来シーズンの去就が決まります。さて、どうなることでしょう。

もちろん僕の意見をしっかりと伝えたいですが、それよりも、しっかりとクラブの僕に対する評価と判断を聞きたいと思います。

それから引き続き、アシスタントコーチとしてJuvenil A(フベニール=18歳)も携わることができればいいのですが……それは難しいかもしれません。

というのも、今シーズンありがたいことにJuvenil Aに帯同させてもらいましたし、僕としては来シーズンもやりたいのは山々ですが、まだまだJuvenil Aのアシスタントコーチをするほどの経験もないと感じますし、チームのお荷物的存在ですからね……。

それに来シーズンは、いよいよ待ちに待ったコーチングスクールレベル3(上級クラス)が始まる予定なんです。
(ライセンスについては、また後日詳細情報を書く予定です)

もしCadeteカテゴリーを担当することになると、練習時間や試合もJuvenilと重なることが多くなり、両立は難しくなります。2チームに携わりながら、さらにコーチングスクールにも通う……僕の体は一つだけですから、それはほぼ不可能。

やろうとしたら全部中途半端になってしまうでしょうし、それではチームにも迷惑をかけます。うーん。

とにかく今はクラブからの発表を待つしかないですね。
その発表を聞いてから、実際にどうすればいいのかを考え、またクラブ側と話をしていきたいと思います。

ちなみに僕はここ数年、シーズンが終わってからやっと「今年が終わった」と感じるようになってしまいました(笑)。

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