|
スペインリーグ、レアル・マドリードとバルサによる首位争いもヒートアップ。一時は9ポイントの差があった勝ち点も、第25節終了時点でついに2にまで縮まりました。
この第25節、レアル・マドリードはヘタフェを、ホームのサンティアゴ・ベルナベウに迎え、なんと0-1で敗れてしまいました。そして、バルサは最下位レバンテに対してホームで5-1と圧勝。この結果、両者の勝ち点差が2になりました。
話はレアル・マドリードの試合に戻ります。
この試合は僕も近くのBARでテレビ観戦していたのですが、首位のレアル・マドリードはさすが自信に満ちた試合展開。いつゴールが決まってもおかしくないなと思わせるような試合ぶりでした。
しかし、サッカーとは本当に何が起こるかわからないスポーツであることを痛感させられます。
レアル・マドリードを破ったヘタフェのゴールは、レアル・マドリードにとってはなんともくだらない、ヘタフェから見るとなんとも賢いゴールだったからです。
後半17分、オーバーラップしたレアル・マドリード左サイドバックの22番トーレスがシュート。この時点でラウールはオフサイドポジションにいました。放たれたシュートはヘタフェのGKがはじきます。
そして、そのこぼれ球を拾ったラウールは再びゴール前へ短いパスを送り、そのパスをロッベンがゴール。
ファンも待ち続けていたゴールに割れんばかりの歓声。ゴールを決めたロッベンはコーナーフラッグ付近へ走り、寄ってきたチームメイトと共にゴールの喜びを分かち合います。
が……。
次の瞬間、悪夢を見ることになります。
主審はラウールがオフサイドポジションにおり、その後こぼれ球を拾った時点でオフサイドの判定を下していたんです。ゴールに喜ぶロッベンのすぐ近くにいた副審もしっかりとフラッグを掲げてオフサイドを示しています。
それに気がついたヘタフェの主将ベレンゲルは、オフサイドの反則があった地点を主審にしっかりと確認し、ボールを置き、すぐにリスタート。レアル・マドリードの選手たちが気がついていないだけで、これは全く違反ではありません。このとき、レアル・マドリード陣内に残っていたのはエインセとグティの2人のみ。そしてGKのカシージャス。
一方、素早くリスタートし、そのボールに反応しているヘタフェの選手は5人。ここで5対2という状況が生まれているんです。5対2の状況でボールを奪うのはほぼ不可能。ボールを持っていたカスケロはしたたかに、そして完璧に状況を読み、レアル・マドリードDFを充分に引き付けてからパス。
最後はFWウルチェがシュートを決めます。
ヘタフェは素早く、そして冷静に、二度と訪れることはないであろうビッグチャンスを確実にものにしました。
オフサイドの判定にも気がつかず、自陣を空っぽにしてしまったレアル・マドリードの選手たち。そのプレゼントゴールによってバルサとの勝ち点差を縮められてしまったのですから、たまったものではありません。
ゴールを喜んだ後、自陣にゴールを決められる様子を見ていたロッベンの「え?」という顔は忘れられません。
後日、グティは「4歳の子供みたいなミスだ」と嘆いていました。少なくとも間接フリーキックでプレーが再開されるのを誰かが防がないといけなかったですね。
そしてインターネットのアンケートによると、不名誉なことに、このゴールがスペインリーグ史上、最もくだらない馬鹿げたゴールという結果まで出る始末。
試合後、ヘタフェのラウドルップ監督は「キャプテンのベレンゲルの経験が大きく役立ったゴールだった。サッカーは賢くないとできないといわれているが、賢い上に質の高さも必要だ」とゴールを祝福していました。
皆さん。ゴールが本当に決まったかどうかはちゃんと主審に確認しましょうね(笑)。特にオフサイドの疑惑がある場合は、副審にもチェックすることを忘れずに。 |