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2006-2007年シーズン得点王に輝いたのはレアル・マドリードのファン・ニルステルローイ。37試合に出場し25得点を挙げました。レアル・マドリードに移籍してきて初めてのシーズンでいきなり得点王を獲得。マンチェスター・ユナイテッドでのパフォーマンスをそのまま見せてくれました。
さて、スペインリーグでは得点王のことを「Pichichi(ピチチ)」と呼んでいることをご存知でしょうか?
実は、この呼び名にはアスレティック・ビルバオが深く関わっているのです。
ピチチの由来は、アスレティック・ビルバオで1910年代に活躍した名選手の名前から来ています。本名はラファエル・モレノ・アランサディ(通称ピチチ)。1892年ビルバオ生まれ、1911年から1920年までアスレティック・ビルバオでプレーをしたFWです。
アスレティック・ビルバオのスタジアム、サン・マメスが1913年に建築されて初ゴールを決めたのがこのピチチであり、チフスにより30歳という若さでこの世を去ってしまうのですが、(最近は牡蠣による食中毒だったのでは?と言われています)当時、世界最高のFWと言われていた伝説的存在の選手です。
そしてスペインリーグでは、ピチチの功績と追悼の意を込めて、1952年から得点王のことをピチチ賞と呼ぶようにしたのです。
ピチチの銅像はサン・マメススタジアムのビップ席近くに置かれています。
初めてサン・マメススタジアムを訪れ、試合を行うチームは必ずこのピチチの銅像に献花を行うという習慣があるんです。
ちなみに今シーズン、2部から昇格してきたアルメニアが初めてサン・マメスを訪れ、献花を行いました(注、アルメニアは1982年に一度経営破綻で消滅し、名前を変え、クラブが新しくなって初めての訪問となったため)。
さらに、得点王にまつわる話がもう一つ。
スペインリーグが始まってもっとも多く得点王を獲得したのはアスレティック・ビルバオのZarra(サラ)です。
6度も得点王に輝いた歴代最高のゴールゲッター。(ちなみにあのディ・スティファノは5回)
この選手もアスレティック・ビルバオの伝説的選手であり、1940-57年まで現役でプレー。スペイン1部リーグ通算252得点は今なお破られていない記録であり、1シーズン38得点は1989-90年のウーゴ・サンチェス(当時レアル・マドリードに在籍)と共に最高記録となっています。
同氏は2006年2月に心臓発作でこの世を去り、その功績を称え、2005-2006年シーズンからスペイン人最多得点王にサラ賞が贈られることになりました。
最初に同賞を獲得したのはバレンシアのビージャ。
2005-2006年は25点(得点ランキング2位)、翌年もビージャが16点で2年連続獲得しています。
このように歴史的に得点王とアスレティック・ビルバオは深く結びついているんですが、最近は・・・? |