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新しく移籍したクラブ、サントゥチュではInfantil(インファンティル) A(U-13)チームの監督をやらせてもらうことになっているのですが、なんとこのたび、Juvenil(フベニール) A(U-18)チームのアシスタントコーチもやらせてもらえることになりました(カテゴリー分けについてはバックナンバー「スペインの育成組織について」の回をご覧ください)。
サントゥチュJuvenil AはJuvenil カテゴリーのDivision de Honor(1部リーグ)で戦います。このチームは昨シーズン2部からの昇格を決めたので、今シーズンの目標はずばり1部残留。しかし、対戦相手にはアスレティック・ビルバオ、レアル・ソシエダ、バジャドリッド、ヌマンシア、オサスナ、アラベスとプロクラブの下部組織のチームがおり、その他のチームも強豪ばかり。残留するのもかなり大変です。相当厳しい戦いが強いられることでしょう。
しかし、おかげで高校生年代のトップレベルの試合を戦うチームに帯同させてもらえます(日本でいえばプリンスリーグを戦うようなものでしょうか?)。
アシスタントコーチは僕の他にもう一人おり、僕はほとんど見習い、もしくはボール拾い兼雑用係のようなものですが、その場にいさせてもらえるだけでもありがたいことです。
外から見るのではなく、彼らと同じ感覚を一緒に味わえるという経験は僕にとってはこれ以上ないものです。
プレシーズンは8月1日からスタートしました。監督の名前はEriz(エリッ)。元々小さいころから選手としてサントゥチュにいたそうで、その後様々なチームを渡り歩き、昨シーズンまでスペインリーグ3部のチームでプレーしていたそうです。しかし、ヒザのケガにより引退を決意。そして今シーズン指導者としてサントゥチュに戻ってきたのです。そういう話を聞くと本当に歴史を感じますね。
小さいころからそこのクラブで育った選手が、指導者として戻ってくる。素晴らしいことだと思います。
僕は、彼と偶然クラブの顔合わせの夕食会で隣に座り、仲良くなったのがきっかけで彼の下で学ばせてもらえることになりました。そうでなければ、僕みたいな未熟者がユースのトップレベルでコーチをさせてもらえるはずはありませんから……。
日本人をコーチとして受け入れる。それを承諾してくれたクラブ、そして、そんなオープンな監督には感謝です。
ちなみに監督であるErizはこの間まで自分が選手だったので、選手の感覚というものを非常に大事にしているような気がします。選手だったら「どういう練習が好きか?」「厳しい練習をする前にどういうことをいわれたらやる気になるか?」ということを考慮しているように見えます。
30才と若いですが、アマチュア選手としてプレーしながら専門学校に通い、運動生理学を学んだそうです。
今、彼は選手の感覚に合わせながら、さらに学んできたことを実践しているという感じです。良い監督という雰囲気を持っている人ですね。そんな素晴らしい監督の下で勉強させてもらえる。
とにかく彼が仕事をしやすいように出来る限りのサポートをしたいと思います。 |