GAKKEN SPORTS BOOKS 最新版サッカールールブック
最新版
サッカールールブック
監修: 高田静夫
著: 三村高之
とっつきにくいサッカールールの内容を、日本人が理解しやすいようにジャンル分けして構成。判定の難しいケースもイラストを多く使って、簡単にわかるように解説。「日本でいちばんわかりやすいルールブック」の最新版。何かあったときに簡単に調べられる。
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ホルヘ・三村

南米通信 ~ラ・ビダ・デ・ホルヘ~

ホルヘ・三村
1960年10月23日生まれ。東京都出身。元々の南米サッカー好きが、89年のコパ・アメリカ取材を契機に沸騰。91年、気がつけば職を捨て、単身エクアドルに立っていた。現在はアルゼンチンのブエノスアイレスを拠点に、コパ・リベルタドーレス、コパ・アメリカ、ワールドカップ南米予選や各国リーグを取材している。そのかたわら、酒を中心とした南米各国のナイトライフにも造詣が深い。というよりそれに溺れ、酒とサッカーの日々を送っている。

アルゼンチン

■スルガ銀行ちゃんぽんシップ?

2015.08.24

 スルガ銀行チャンピオンシップでガンバ大阪と対戦するリーベルプレート。現地の発音は「リーベルプレート」だが、日本では「リバープレート」と表記されることがほとんどだ。RIVER PLATEと書くのだから、普通はリバープレートと読む。このクラブ名は、ラプラタ河沿岸を指す言葉、RIOPLATENSEから来ている(RIOはスペイン語で河のこと)。それを英語にしたらRIVER PLATEになった。南米にサッカーを伝えたのはイギリス人なので、英語名のクラブは少なくない。そしてその英語名を、ローマ字に近いスペイン語で読んだらリーベルになった。しかし後半部分はなぜか英語読みのままという、よく考えるとおかしなクラブ名になったのだ。

 表記といえば、先ごろNHKワールドプレミアムで面白い体験をした。ワールドプレミアムというのは、NHKの海外向け放送。ホルヘはこれを録画して観ることが多い。まずはガイドボタンを押して番組表を表示させる。この番組表はDIRECTVというアルゼンチンの衛星放送配信会社が作成しているので、すべてアルファベットで書かれている。その中に、I WANT TO EAT NAGASAKI CHAMPON NOODLESというのを見つけた。これは一体何なのか。ホルヘは、一種のグルメ番組で、長崎で行われた麺類の祭典を取り上げたものだと考えた。祭典というか、麺類のコンテストのようなものを想像した。料理番組やグルメ番組は好きだし、さらに麺喰い党ときているので、迷うことなくこれを録画した。

 そしていざ番組を観ると、「ちゃんぽん食べたか」という、さだまさし原作の、彼の青春時代をモデルにしたドラマだった。実はホルヘ、番組表の英語CHAMPONを、CHAMPION(チャンピオン)と読んでいたのだ。そのため、祭典だのコンテストだと勘違いしてしまった。「長崎」と「麺」というキーワードがあれば、すぐにちゃんぽんが出てくるはず。しかし英語で書かれただけで両者の関係性が全く見えなくなり、チャンピオンという言葉に重きを置くようになったようだ。ちゃんぽんとチャンピオンを間違えるのは間抜けな話だと思うかもしれないが、テレビは旧式のブラウン管で文字も小さい。それにローマ字の正しい表記は、MではなくNでCHANPONではないのか。Mだからチャンピオンと混同したのだ。この問題を解決しようと、ネットで調べてみた。ウィキペディアの英語版によると、たしかにMだった。スペイン語には、PとBの前にはNは来ず、必ずMになるという法則があるが、それと同じだ。しかし、ローマ字表記としてはおかしいだろう。簡易保険、簡保系列が営む簡保の宿のウェブアドレスは、KANPONOYADOになっている。

 ワールドプレミアムは、海外在住の日本人向けだけでなく、外国人に日本を知ってもらうという目的もある。したがって大相撲やニュースなどいくつかの番組が二カ国語で放送されている。外国人も対象にしているから番組表が英語なのは理解できる。しかし、表記が統一されていない。大河ドラマの「花燃ゆ」はFLOWER BURNではなく、そのままHANAMOYUだ。木曜時代劇の「まんまこと」もMANMAKOTO。まんまことは真真事と書くそうで、つまり、本当の真実という意味だから、英語にも訳せるはず。このあたりが、どうも納得できない。しかし今回のちゃんぽんの件では、英語で得をしたこともあった。先にも書いたが、ドラマのタイトルは「ちゃんぽん食べたか」。ホルヘはこれを読んで、ちゃんぽん食べたか?という質問だと思った。しかし、DO YOU WANT・・・?でなくI WANT TO EAT・・・。「いったい、どういう英訳だ」と訝ったが、しばらくして理解できた。これは、「ちゃんぽんが食べたい」の長崎弁。「食べたか」は「たか」の部分が上がり、「食べたい」ということだったのだ。もし番組表にローマ字表記でCHAMPON TABETAKAと書かれてあったら、今後もずっと、疑問文の「ちゃんぽん食べたか?」だと思い続けたことだろう。

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