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5月14日(水)にコパ・リベルタドーレスのボカvsアトラス、5月15日(木)はサンロレンソvsリーガ・デ・キトの試合に行ってきた。ボカは、先制されてから逆転に成功するも、終了間際に失点を許して2-2の引き分け。最近不調のパラシオが、またしても絶好機でミスを連発していた。なおこの試合は、ホームのボンボネーラではなく、ベレスのスタジアムで行われた。前回、クルゼイロを迎えたとき、副審にスタンドから物が投げつけられ、そのペナルティーとしてボンボネーラが使用禁止になったのだ。不利な判定に怒ったサポーターがやったことだが、そのおかげでボカは著しい不利を被ってしまった。贔屓(ひいき)の引き倒しとは、まさにこのことだ。
リーベルを劇的に下して勝ち上がったサンロレンソは、アルゼンチンの五大クラブの中で、唯一リベルタドーレスの優勝経験がない。このクラブの正式名称は、「クラブ・アトレティコ・サン・ロレンソ・デ・アルマグロ」という。アルマグロは、移転する前の本拠地の地名。クラブのエンブレムには、これらの頭文字であるCASLdeAと記されているが、口の悪い他のクラブのサポーターは、これをクラブ・アトレティコ・シン・リベルタドーレス・デ・アルマグロ(リベルタドーレスのない、アルマグロのスポーツクラブ)と皮肉っている。というわけで、クラブにとってもサポーターにとっても、この大会の優勝は悲願なのだ。
対するリーガ・デ・キトは、国際的にはほとんど無名のクラブ。正式名称は、リーガ・デポルティーバ・ウニベルスタリア・デ・キトといい、LDU・キトまたは単にリーガと呼ぶことも多い。エクアドル贔屓のホルヘは、常にエクアドルのクラブを応援している。同国のクラブは、過去にバルセロナが2回決勝に進出しただけで、それ以外は目立った成績を残していない。しかし今回は、リーガに期待している。グループリーグから、かなり調子がいいのだ。アルゼンチン人のマンソを攻撃の軸として、元や現のエクアドル代表が回りを固めている。中でも目を引くのは、ウラカンの加藤も絶賛するゲロン。高い身体能力を武器に、右サイドを荒らしまくっている。スピードに乗せたら、反則なしでは止められない。ウラカン加藤は、「ゴリラだ、化け物だ」といっている。
GKは元代表で大ベテランのセバージョス。彼とは93年ごろからの知り合いなので、試合前にピッチで立ち話をした。「ひょっとすると、今年のリーガは優勝するんじゃないの?」と水を向けると、「もちろん、そのつもりだ。すごいチームだよ」と頼もしい答え。ホームのキトは標高約2800メートルの高地なので、アウエーゲームをしのげば、ガ然有利になる。そしてこの試合も、見事に1-1の引き分けに持ち込んだ。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのはゲロン。これで、ベスト4進出に王手がかかった。次のキトでの試合は、テレビの前で一杯やりながら応援しよう。 |