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2008年3月17日
荷造り大変


アルゼンチン 南米通信
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ホルヘ・三村

南米通信 ~ラ・ビダ・デ・ホルヘ~

ホルヘ・三村
1960年10月23日生まれ。東京都出身。元々の南米サッカー好きが、89年のコパ・アメリカ取材を契機に沸騰。91年、気がつけば職を捨て、単身エクアドルに立っていた。現在はアルゼンチンのブエノスアイレスを拠点に、コパ・リベルタドーレス、コパ・アメリカ、ワールドカップ南米予選や各国リーグを取材している。そのかたわら、酒を中心とした南米各国のナイトライフにも造詣が深い。というよりそれに溺れ、酒とサッカーの日々を送っている。

アルゼンチン

■荷造り大変

2008.3.17

 約3カ月の日本滞在も終了。このコラムがアップされたときには、もう、アルゼンチンのホルヘになっている。しかし、執筆中の今は出発の準備で大忙しだ。とにかく、買い物の量がすごい。まずは、自分用の食料品や調味料の調達。いかにもラテン風のホルヘだが、味覚は純和風なので、ダシの素やミソ、麺つゆ、蕎麦(そば)、素麺(そうめん)は欠かせない。アルゼンチンにも日本の食材を売っている店はあるものの、価格が高い。海苔(のり)やフリカケは日本の2~3倍程度で済むが、ダシの素や麺つゆはバカみたいな値段になっている。だから、十分な量を補給していくのだ。

 そして、自分用の食料と同じかそれを上回る量になるのが、アルゼンチン人や日系人のアミーゴへのお土産。彼らは甘いものが好きだから、アンコが入った和菓子や羊かんを喜ぶ。そして、“ホルヘ・インビテーション”の賞品も持っていかなければならない。これは、ゴルフのコンペのこと。到着後に初めてみんなが集まるコンペに、日本からの土産を賞品に出すようになったのだ。別にホルヘの主催でも、“ホルヘ・インビテーション”などという正式名称もないが、参加者には喜ばれているのでやめるにやめられない。それから、ウラカンでがんばっている加藤友介にも、たらこスパゲティやインスタントカレーなどをあげるつもりだ。

 以上のものに資料用の本や雑誌を加えると、かなりの重量になる。お土産もセンベイ系なら軽いが、アンコ系は重いのだ。その上、機内預けの荷物の重量制限が厳しくなった。以前は35キロまでが2個だったが、今は23キロが2個になった。2年前、重量制限が変わったにもかかわらず、旅行会社が「35キロまで大丈夫です」という間違った情報を伝えてくれた。そのときはアミーゴたちから、「○○と××を買ってきてくれ」と大量注文を受けて、運び屋みたいになっていた。そのおかげで、荷物は33キロと30キロにもなった。そして成田に着くと、「重量オーバーです」の一言。そのままだと、12万円くらいの追加料金が必要になるという。とんでもない話である。とても支払えない。しかし、23キロ以下で3個に分ければ、2万数千円で済むという。つまり、10キロ超過と7キロ超過2個よりも、23キロ以下の荷物が1個超過したほうが断然安いのだ。ただ、このオーバーチャージは、航空会社によってかなり差がある。このときはコンチネンタルだった。となれば、選ぶ道はひとつしかない。航空会社のダンボールをもらい、混雑する空港ロビーで、荷物を全部開けて詰め替え作業を行った。中身のほとんどは食品やお菓子。周りの人々が、「こいつ、バカじゃなかろうか」という目でホルヘを見ている。えらく恥ずかしい体験であった。こんな思いを二度としないため、今では体重計で重さを量りながら、何回にも分けて買い物をしている。まだ2キロほど余裕があるので、これから麺つゆとインスタントミソ汁を買いに出掛けよう。

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