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道言 栄太
ポルトガル

ポルトガル通信
~me sinto o português futebol~

道言 栄太
鹿屋体育大学在学中。18歳のときから指導を始める。常に“世界で活躍できる指導者”を目標に掲げ活動し、早10年目。これまでキッズから大学生まで幅広い年代の指導に携わる。その中で目標を達成するために必要だと感じたのが他の指導者との差別化である。過去には、1年間のイタリア留学の経験がある。今回のポルトガル留学では、大学、グラウンドそしてスタジアムで多くの経験を積み、新たなサッカー感を養い独自の指導法を生み出すことが目的である。
Twitter: @eitadogon

ポルトガル

■FCポルト・サッカースクールの指導風景

2017.12.11

みなさんこんにちは。ポルトの街にも冬がやってきて、夕方のサッカー指導では厚手のウインドブレーカーが手放せなくなってきました。最近はポルティモネンセ所属の中島翔哉選手の活躍もあり、スクールの生徒や指導者の方からもよくイジってもらっています。1部リーグでゴールという結果を出し続けている中島選手に、ポルトガル人も興味津々のようです。同じ日本人として、彼の活躍を誇らしく思うと同時に、このまま活躍し続けてくれることを願うのみです。

さて、話は変わりますが、11月から始めたFCポルトのサッカースクールでの指導(U10、U13)のお手伝いも早いもので1カ月が経過しました。外から見学するだけでは感じられないものを日々吸収できるように意識して毎日指導にあたっています。実際にグラウンドに立ち、選手と触れ合い、間近で指導を見ることで、日本との指導に違いを見出すことができました。

こちらの指導現場に立ったことで、主に3つの違いを感じました。

1つ目は、練習毎に各練習メニューについて入念に説明する点です。練習の意図を理解しないままトレーニングさせないためです。トレーニングのオーガナイズについてはボードを使って細かく説明します。トレーニングの目的についてもわかりやすく伝えた後に、遂にトレーニングが始まります。

2つ目は、選手のプレー時間を確保する点です。日本の指導現場では1vs1のトレーニングでも、順番待ちをする選手がよく見られますが、こちらではコートをたくさん準備し、常にプレーできるよう工夫がしてあります。75分というトレーニングで、プレーしない時間を少なくしようと意図が感じ取れます。

3つ目は、失敗に対して過度に怒らず、成功に対しては過度に褒める点です。何度も同じミスをしたときには軽く注意することはあっても、答えは教えずにどこが悪いかを言うだけに留めます。特にパスやドリブル、シュートの判断に関しては、日本の指導現場で良く見られる原理原則ばかりを持ち出して「○○しろ」といった具体的な指導(指示)をすることは決してありません。特にジュニア、ジュニアユース年代の選手に対しては、彼らの感性を大事にし、それを壊さないように配慮しながら指導されているように思いました。

ポルトガルも日本もトレーニングメニューに大差はないと感じましたが、実践するにあたっての過程やコーチングによって、選手の個性がこんなにも変わってくるのかと感じました。これらの指導法を実践するには、指導者の我慢が必要だと改めて実感しています。

今回は以上になります。私は私用のため12月上旬に一度日本に帰国しますので、次回は年明けになるかと思います。

 

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