第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
グループD 2日目
FC東京U-18-大分トリニータU-18

2016年07月26日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

16年7 月26日(火)11:30キックオフ/群馬県・県立敷島公園サッカーラグビー場 /試合時間80 分
FC東京U-18
4 2-0
2-0
0
大分トリニータU-18
蓮川壮大(前半15分)
生地慶充(前半37分)
久保健英(後半15分)
久保健英(後半34分)
得点者  

プレミアリーグ勢の対決となった一戦は、予想外の大差がつくこととなった。序盤から試合の主導権を握ったのはFC東京U-18。守備と球際の強さを武器にセカンドボールの争奪戦にほぼ競り勝ち、相手につけ入るスキを与えない。前半15分にDF蓮川壮大が頭でネットを揺らすと、37分にはMF生地慶充が加点。後半に入っても勢いは衰えず、中学3年生のU-16日本代表FW久保健英が2点を加えて勝負あり。「しっかりとパワーを持って入ってくれた」(佐藤一樹監督)というFC東京が、グループステージ突破に向けて大きな一勝をつかんだ。

ピックアッププレーヤー

FC東京U-18FW内田宅哉(3年)
前線のハードワークをこなし、ゴールも狙う

「大分はすごくタフで、球際のところは強いし、ハードワークもできる。ボールを奪ったらゴールに向かってくるので、本当に嫌な相手だなと思っていた。なので、いつも以上に自分たちもそこを強調していこうと。そこの部分で上回ったら、自分たちの質も出てくる」と佐藤一樹監督が振り返ったように、この日のFC東京U-18は戦う姿勢を前面に押しだしていた。特に最前線で起用されたFW内田宅哉のプレーは指揮官の求めていた動きそのもの。大雨という劣悪なコンディションの中でも、前線からハードワークをこなしながらゴールを果敢に狙い続けていた。

もともと内田は、左サイドハーフを本職としており、多彩な足ワザと勇猛果敢な姿勢のドリブルが持ち味のプレーヤーだった。しかし、プレミアリーグEAST第8節の市立船橋戦で初めて最前線のポジションにチャレンジ。「市船戦のときは前から守備がチームのためにできていた」とFWデビュー戦で手応えをつかみ、この試合でも2トップの一角として起用されることになった。

ただ、FWである以上求められるのはゴール。「FWをやる機会は最近になって増えてきたのですが、FWでドリブルとかの自分の特徴を生かせるようになれば、チームとしてもいいと思う」と自分なりのFW像を描いてはいるが、ストライカーの位置で起用された試合では未だ無得点の状況が続いている。この試合でも決定機を逃す場面があり、「チームとして4点取れたので、FWとして自分も得点を決めたかった」と本人も試合後に悔しさを滲ませていた。

このクラブユース選手権は飛躍のきっかけになりえる場だ。昨年の大会では優勝を果たした横浜FMユースの遠藤渓太(現横浜FM)が得点王を獲得すると、その後一気にブレイク。現在ではU-19日本代表にも継続的に招集されており、トップチームでもルーキーながら継続的に出場機会を得ている。今大会中にFWとして得点を量産すれば、内田も一気に表舞台へと駆けあがる可能性は十分にあるはずだ。

FC東京U-18FW内田宅哉(3年)
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