イギョラ杯 2日目 D組 日大藤沢高校-成立学園高校

2016年03月22日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

16年3月20日(日)9:00キックオフ/埼玉県・成立学園鷲宮グラウンド/試合時間70 分
日大藤沢
1 0-0
1-1
PK
4-3
1
成立学園
岡田望(後半34分) 得点者 竹本大輝(後半22分)

序盤からボールを支配したのは成立学園。ボランチのMF大野泰成を軸に攻撃を組み立て、相手陣内へと攻め込む。一方の日大藤沢は堅い守りからの鋭い速攻で勝機を見出すが、互いに得点を奪えない。その中で先手を取ったのは成立学園。後半22分に右からのクロスをFW竹本大輝が頭で押し込んだ。しかし、日大藤沢が終了間際の同34分にMF岡田望が同点弾。勝負の行方はPK戦に委ねられたが、日大藤沢が大会初勝利を挙げた。

ピックアッププレーヤー

日大藤沢DF工藤泰平(2年)
主将を託されたセンターバック
ライバルからの刺激を受け、日の丸を目指す男

堅い守りを武器にPK戦勝利をたぐり寄せた日大藤沢。その中心にいたのがCBを務めるDF工藤泰平だ。4強入りを果たした一昨年の選手権ではメンバーに入り、2年生となった昨年は夏の全国総体でレギュラーとしてピッチに立った。1年時より佐藤輝勝監督から高い評価を受けてきた彼の持ち味は、粘り強い守備と的確なコーチング。身長は177センチとCBとしては決して大きくはないが、成立学園戦でも自身の特長を最大限に発揮し、チームのPK戦勝利に大きく貢献した。

中学時代も主将を務めたという生粋のリーダーである工藤。彼が新チームのキャプテンを任された背景はチームメートと監督の推薦があったから。チーム内での投票を基に指揮官が任命する方式で主将に相応しいと評価されただけに、チームメートとスタッフからの信頼がいかに高かったかうかがい知れる。

その工藤にとってライバルとして意識する選手が、昨年、神奈川県選抜として国体に出場した際の戦友たちだ。そこで共に戦った齊藤未月(湘南ユース)などは20日まで行われていたサニックス杯に挑むU-17日本代表へ選出された。工藤はその活躍に「たまたま、僕は早生まれで(国体のメンバーに)入れてもらったのですが、そこで結果を残して彼らは代表に選ばれている。自分もその可能性があったのにまだまだ」と悔しさをにじませる。本人が現状を「サイズがないので、もっと考えてプレーをしないといけない。足の運びやラインの統率や出足の一歩が大事になる。昨日の三菱養和戦では何もできなくて悔しかった。成立の28番(FW竹本大輝)が巧くて何度かはがされてしまった。1試合ずつ積み重ねていかないといけないし、自分の武器はカバーリング。これからは空中戦も武器にできるようにしたい」と話すように、さらなる成長を遂げることが日の丸への道を切り開くことにつながる。自身の目標へ近づくためにも、まずは2年連続の全国総体へ出場し、2年振りの選手権にチームを導く覚悟だ。

日大藤沢DF工藤泰平(2年)
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