第94回全国高校サッカー選手権大会 京都府大会決勝
京都橘高校-洛北高校

2015年11月16日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

11月14日(土)12:09キックオフ/京都府・西京極陸上競技場/試合時間80分+延長20分+PK戦
京都橘
1 1-1
0-0
0-0
0-0
PK
6-5
1
洛北
岩崎悠人
(前半26分)
得点者 貴舩陸
(後半36分)

雨が降り続く中で、先手を取ったのは京都橘だった。前半26分にFW岩崎悠人が裏へ抜け出すと、左足で先制点を奪取。しかし、後半に入ると洛北も反撃を開始する。セットプレーで幾度となくゴール前に押し込んでいくと、迎えた後半36分。MF島田潤也の左CKからFW貴舩陸が決めて、試合を土壇場で振り出しに戻した。延長戦でも決着がつかずPK戦にもつれたゲームは、9本目を洛北が外すと、後攻の京都橘はしっかりと沈めて勝負あり。4年連続の選手権出場を京都橘が決めてみせた。

ピックアッププレーヤー

京都橘FW岩崎悠人(2年)
U-18日本代表での経験を生かした
京都橘の2年生エース

序盤から苦しい試合展開となった京都橘。劣勢の中で存在感を見せたのは、2年生エース・FW岩崎悠人だった。前半26分、MF内田健太の右からのフィードにゴール前へ抜け出すと、GKとDFに体勢を崩されながらも先制弾を奪取。「右サイドからボールが来たので、逆に流せばいけるなというのがあった。GKも出てきていたのでかわしてシュートというイメージは持っていましたね」と本人は冷静に振り返った。しかし、雨の影響でピッチコンディションが悪い中でも、体幹の強さを生かして得点に結びつけたのはさすがの一言。それ以外の場面でも精度の高いプレーを見せ、将来の日の丸を背負う逸材であることを証明してみせた。

高校2年生ながらU-18日本代表に継続して選ばれている岩崎だが、日の丸での経験は貴重だったと話す。「代表とかでいろんなことを経験させてもらったので、考え方とか心に余裕が出てきたのかなと思う。アジア予選とかの公式戦で、日本を背負ってプレーするのは責任の重さが違うと感じた。そこから責任を感じてプレーすることを学びました」。そしてその経験は、チームに戻ってからも生かされている。その成長に主将のDF小川礼太も「1年のときから自分のことを考えているのが多かったのですが、学年が上がって代表に行くようになって、チーム全体のことを考えられるようになったのかなと思います」と太鼓判を押す。

「特に今年は2年生が多いので、昨年から出ている自分とかが引っ張っていかないといけないなと思う」と自覚を持ったエースは、2年連続で全国の大舞台へと挑む。「昨年を経験して、何が通用したかはしっかりと把握ができたので、ベスト8以上に行けるように頑張りたい」と語る男は、冬の選手権でも覚悟と責任を持ってチームのために戦うことを誓う。

京都橘FW岩崎悠人
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