2015Jユースカップ2回戦
大宮アルディージャユース-ザスパクサツ群馬U-18

2015年10月19日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

15年10月17日(土)15:29キックオフ/埼玉県・NTT東日本志木総合グランド/試合時間90分
大宮ユース
5 2-0
3-2
2
群馬U-18
長谷川元希(前半4分)
朝妻佑斗(前半35分)
藤沼拓夢(後半8分)
川田拳登(後半13分)
オウンゴール(後半16分)
得点者 志村駿太(後半4分)
野中利安雅(後半27分)

序盤から試合の主導権を握ったのは大宮ユースだった。前半4分にMF長谷川元希が幸先よく先制点。同35分には、DF朝妻佑斗が右足を振りぬいて2点目を奪った。後半開始早々の4分に群馬U-18にカウンターを浴びて失点したが、同8分にFW藤沼拓夢、同13分にはFW川田拳登が決めてさらにリードを広げる。同16分にもCKから、相手のオウンゴールで5点目を決めて勝負あり。同27分に1点を返されるも、大宮は危なげなく3回戦へと駒を進めた。

ピックアッププレーヤー

大宮ユースDF朝妻佑斗(3年)
体をぶつけることが真骨頂!
フィジカル自慢の攻撃的SBが長友佑都を目指す

序盤から圧倒的な走力とフィジカルの強さで、攻撃に厚みをもたらした左SBの朝妻佑斗。群馬U-18がサイドハーフを引き気味の位置に構えさせる中で、彼が見せつけた攻撃力は圧巻だった。前半35分の得点も、ゴールに向かう積極性が生んだモノだったといえるだろう。

もともと、朝妻は小学生まではFWでプレーしていたが、大宮ジュニアユースに進むと体の強さを買われ、サイドバック(SB)を経てセンターバック(CB)に我が家を移した。「攻撃は好き」という本人からすれば、当時は不満があったとしてもおかしくはない。しかし、「嫌だとかはなかったです。競ることや相手に当たることが好きだったので。点を取るとかよりも、自分のフィジカル能力を出せることのほうが好き」(朝妻)というように、自分の強みを最大限発揮できるポジションに喜びを感じていた。

そんな朝妻が本格的にSBへと転向したのは、高校1年生の終盤。「(CBとしては)身長が足りなかったし、彼の強みである力強さを生かすのであればSBがいちばんいい」と長きに渡り、彼を指導してきた伊藤彰監督は最大限に長所を発揮できる場所を与えた。「SBだと1対1の回数が多くなるので、そのようなところで自分の強みが出せる」と話す男からすれば、まさしくSBは天職。そこが定位置になってからは、自身の武器であるフィジカルをさらに鍛えてみせた。特に週2回取り組んでいるという筋力トレーニングと体幹の強化で、「軸がブレなくなった」という力強さが身につき、自身のプレーをさらに飛躍することにつながった。

現在は左SBを務めている右利きの朝妻だが、伊藤監督は「左足のキックは良くなってきている。技術が伸びれば将来的には右サイドもできるようになると思う」と話し、彼の将来性に太鼓判を押していた。本人も「長友佑都さんのようになりたい」と自身の将来像を話しており、そこに到達するだけの可能性は十分にある。くしくも目標とする偉大な選手も漢字こそ違えど、『ゆうと』という名前だ。NACK5スタジアムの左サイドを駆け回るべく、朝妻が今後どのような成長を遂げるのか。インテルの佑都だけではなく、大宮の佑斗にも注目をしたい。

大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
大宮ユースDF朝妻佑斗
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