高円宮杯U-18サッカーリーグ2015
プレミアリーグWEST 第15節
京都サンガF.C.U-18-履正社高校

2015年09月21日

森田将義(フリーライター)取材・文・写真

15年9月20日(日)17:00キックオフ/京都府・京都サンガF.C.東城陽グラウンド/試合時間90分
京都U-18
2 0-2
2-1
3
履正社
沼大希(後半9分)
荻野広大(後半27分)
得点者 安田拡斗(前半6分)
牧野寛太(前半13分)
町野修斗(後半41分)

一時は5試合負けなしと調子を上げてきた履正社だが、ここ2試合は白星なし。しかし、選手権予選前に復調のきっかけをつかむべく挑んだ京都U-18戦では、持ち前の攻撃力を発揮した。序盤から丁寧なボール回しで主導権を握ると、前半6分にFKをDF安田拡斗が頭で合わせて先制に成功。13分には左サイドを仕掛けたMF牧野寛太が加点し、2点リードで前半を終えた。しかし、「点を取れる自信があった」(森岡隆三監督)という京都も引き下がらず、後半に連続得点を奪って、試合は振りだしとなったが、41分にFW西村光明のクロスをゴール前でMF町野修斗が合わせて3点目をマーク。履正社が京都を振りきり、連敗を脱した。

ピックアッププレーヤー

履正社FW西村光明(3年)
武器はスタミナ不足を補う以上のドリブル
スタメン落ちをバネに、勝利を演出

「ボールを持ったら、必ずチャンスを作ってくれる」。履正社高の平野直樹監督がそう評すように、FW西村光明の特徴は独特のリズムから繰りだす、切れ味鋭いドリブル。その鋭さは今年2月にJ3長野と対戦した際も、プロ選手をタジタジにする程だ。一方で、武器は明確だが弱点も明確で、スタミナ不足は明らか。スタメン起用されると前半からドリブルでチャンスを作れるものの、後半はガス欠を起こし仕事ができず。守備の遅れから、ピンチを招くことも珍しくなかった。

この日は、久しぶりのベンチスタートとなったが、相手の体力が落ちたタイミングで彼が出てくると効果は絶大。後半11分にピッチに投入されると、「後半に入ってから相手に主導権を握られていたので、僕が入って流れを変えようと思っていた」との意気ごみどおり、左サイドを何度も破って好機を演出し、後半41分にはMF町野修斗の決勝点をアシストする活躍を見せた。

最近は納得のいくプレーができない試合が続き、「自分なら絶対に抜けるという気持ちを持ってやっている」という強気な気持ちで繰りだすドリブルが少なかったが、この日は「久しぶりにスタメンから外れたことで、絶対にやってやろうと気持ちが強かった」。改めて力を示し、自信を取り戻すには持ってこいの試合だったのは間違いない。

一方で、「相手がバテている後半から出たほうが、やりやすいけど、やっぱりスタメンで出たい。前半から最後まで今日のような動きができるようになりたい」と続けるように、先発への意欲は捨てておらず、最近は授業前と練習後にも走力トレーニングを始めた。本人が課題として挙げる決定力を含め足りない部分は多々あるが、それを補う以上の武器を持っているのは確か。スーパーサブのままで終わらない活躍に期待したい。

履正社FW西村光明
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