全国高校総体愛知県大会 決勝リーグ1日目 第2試合
熱田高校-東海学園高校

2015年06月01日

松尾祐希(フリーライター)取材・文・写真

15年5月30日(土)13:35キックオフ
愛知県・グリーングラウンド刈谷/試合時間80分
熱田
2 0-0
2-1
1
東海学園
田村祐也
(後半36分)
宮田陽公
(後半40分)
得点者 神谷凱士
(後半13分)

序盤から熱田高のスイーパーを置く5バックに手を焼いた東海学園高。ボールを保持しながらもゴール前で決定機を作れずにいたが、後半13分にMF神谷凱士がネットを揺らし先制に成功する。しかし、熱田高がここから猛反撃。同36分に田村祐也の得点で追いつき、試合終了間際の同40分にFW宮田陽公が逆転ゴール。熱田高が終盤に粘りを見せ、夏の全国総体出場が懸かった決勝リーグ初戦で大きな1勝を挙げた。

ピックアッププレーヤー

東海学園 MF光崎伸(3年)
理想はマスチェラーノ+イニエスタ+メッシ
課題は運動量と生かされるプレー

東海学園のMF光崎伸は、左足のパスで局面の打開ができるファンタジスタだ。体の強さも兼備しており、ボールを持てば何か起こしてくれるのではという期待を抱かせる。この試合でもトップ下の位置から、光崎らしいスルーパスを見せていた。ただ、全体を通じプレーの出来は今ひとつ。決定機を演出したのはごくわずかだった。

課題は運動量と自分が生かされるプレーであることは明白。この試合でもトップ下の位置から攻撃をけん引しようとするも、相手のスイーパーを置く5バックの布陣に手を焼いた。自ら裏へと飛び出していくシーンは少なく、足元で受けつぶされてしまうシーンが散見。ただ、オフ・ザ・ボールと運動量の改善を図ることができれば、もう1ランク上の選手へと昇華することは可能だ。「動き続けるスタミナ、攻撃と守備を連続してやり続けるスタミナ、自分が受けようとしてボールが来なかったら動き直すスタミナ。そこですよね」と鶴田道弘監督も課題を口にし、「関わり続けるような選手になっていければもっと上に行けると思いますし、自分がボールに触ることによってリズムが出てくると思うので、もっとボールを受けないといけない」と本人もそこの認識は十分にある。

その課題を持ちピッチに立つ光崎。ただ、試合になるとなかなかうまくいかないのが現状だ。「(課題への理解は)あるんだけれども、試合に入ってやるとそこまでやれていない」と鶴田監督が話すように、課題を克服する作業は試行錯誤。「好きな選手はイニエスタとかメッシ。奪われなくて本当にうまくて。あとすごいなと思うのはマスチェラーノ。チームのために走れてすごいなと思う。それくらい守備ができるようになって、イニエスタとかメッシみたいにボールを扱えて得点が取れれば、上でやれるようになる」(光崎)ことは間違いない。だからこそ課題を理解するのではなく、どう向き合うかがカギになる。本当の意味で向き合えたとき、その名前が全国に知れ渡るはずだ。

川田航平
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