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2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート

2009/2/13

2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート
日本代表-オーストラリア代表 対談レポート

小池正人(本誌)、菊地芳樹(本誌)、清水英斗(本誌)、粂田孝明(本誌) 構成

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2月11日(水・祝)/19:23キックオフ/神奈川県・横浜国際総合競技場/観客65571人/試合時間90分
日本 0(0-0、0-0)0 オーストラリア

得点者
 
ゲームのあらすじ
最終予選第4戦。宿敵オーストラリアとの大一番。 日本は得意のパスワークを生かすために、中村俊輔、松井大輔、遠藤保仁、長谷部誠を中盤に配したのに対し、相手は3ボランチを敷き、その中盤をつぶしにかかってきた。立ち上がりこそ五分の展開だったが、前半20分過ぎからは日本がボールを支配。主に右サイドからチャンスを作り出す。しかし屈強なDFの前に、思うようにシュートが打てない。後半途中からは、大久保嘉人、岡崎慎司を投入して打開を図るも、最後までオーストラリアの厚い壁を打ち破ることができなかった。

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カーブじゃなくて
スライダーで狙ってほしかった

清水 試合前、ゴール裏から「岡田」コールが上がりましよね。解任報道を受けて、岡田武史監督を支持するという意味でのコールだったのかな。

粂田 ピム監督の挑発もあって、久しぶりにスタジアム全体が一丸となっている感じでしたね。試合も立ち上がりから白熱して、中盤で激しくボールを奪い合っていましたし。

菊地 今日のオーストラリアのフォーメーションは、いわゆるクリスマスツリーっていうの? 4-3-2-1だったね。その「2」の部分で、遠藤保仁を押さえにかかるのが、狙いだったと思う。日本の、遠藤経由のクオーターバック式のパスワークを寸断する意図が見えた。それによって、遠藤が一段下がってボールをさばきたがり、遠藤からのパスを待つ中村俊輔も一段下がってしまう。起点が後ろに下がっちゃって、なかなか前線にいい形でボールが出なかったね。

粂田 そのせいで前半、遠藤はほとんど有効なパスを出せなかったですね。後半になって、相手のプレッシャーを避けるために、最終ラインまで下がってパスを配給してました。

菊地 オーストラリアの4バックとボランチは、最終予選がスタートしたときから、ある程度、固定したメンバーでやっているみたいだし、その守備網がピム監督の生命線になっているよね。ただ前線は、ビドゥカやキューウェルがケガしたり、ケネディも調子を落としたりと、やりくりに苦労している様子がうかがえた。

小池 それにしても、オーストラリアが引き分け狙いできて、その狙いどおりになったのは、力の差を見せつけられた感じがあったよな。

粂田 確かにそうですね。ディフェンスは本当にしっかりしていた。日本がサイドをあれだけ崩しても、中に入った日本選手に対して、必ずマークがついていた。ペナルティーエリア内でフリーでシュートを打てるシーンは、ほとんどなかった。

小池 日本は中への入り方を工夫しなきゃいけないね。前半早々の田中達也のクロスに、玉田圭司が一拍遅れてニアに入ったりと、いろいろやろうとしてたけど、もう一息かな。

清水 相手GKのシュウォルツァーの対応も、安定してましたしね。

菊地 ドイツワールドカップでは、彼絡みで日本に先制点が入ったけど、さすがに2度目はなかったね。あれを意識して、日本選手は、だいぶGKのミスを誘うようなクロスを入れてたけど(笑)。ポロリはなかったね。

粂田 ニアを狙うクロスもありましたけど、ニアに立つ最初のDFの頭に引っかかっちゃうシーンが多すぎましたね。FKでも壁に引っかかるシーンが多かったし。

小池 前半24分の中村俊のFKは、足に厚く当たっちゃったね。あのボールは軽いんで、カーブを狙うと飛距離がでちゃう。壁の横を抜いて決めたバーレーン戦(08年9月)のようなスライダー系のシュートのほうが、今日は可能性があったかもね。

清水 それにしても、あのFKは相当ジラしましたよね。遠藤がスルーした後もなかなか蹴らなかったり。計ってみたら1分半もタメてましたよ。

菊地 俺には5分ぐらいに感じたけど(笑)。でもやっぱりドッカン系のキッカーを用意しておいたほうがいいね。蹴れるのは、駒野あたりかな。でも控えにも入ってない。「もうちょっとアイデアを出してもよかった」と岡田監督はいってましたけど。

粂田 もう少しゴールから距離があれば、考えたんでしょうけど、比較的ゴールに近くて、直接狙える位置だったんで、選手たちにその選択肢がなかったのかもしれませんね。

菊地 1試合にそう何本もチャンスはないんで、日本はFKで決め切れなければ、こういう実力伯仲の相手だと、0-0になっちゃうよ。

清水 オーストラリアみたいに、うまいチームが引いて守ってくるのは、アジアの小国が引いて守るのとはワケが違う。低い位置でボールを奪って、そこからボールを回せるし、こっちが力で攻めに出たら、難なく力で跳ね返せる。なかなか厳しい相手でしたね。

菊地 うん。でも、このレベルで日本はもっとガンガン、チャンスを作っていかないと、アジア予選を突破したところで、その先は難しいよね。

粂田 世界を驚かせるチームになるのは、まだまだ先ですかね。

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