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2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート

2008/11/22

2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート
日本代表-カタール代表 対談レポート

後藤健生(サッカージャーナリスト)、清水英斗(本誌) 構成

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STRIKER DX名物 対談レポート
本当の「All for 2010」

後藤 負ければすぐ解任だとかさ、そういう報道はちょっとね……。まぁこれは岡田監督も悪いんだけど。メディアに練習を見せなかったり、会見で何もいわないから。だけど新聞は、情報が入らなくたって記事を作らなきゃいけないから、カタールには勝ったことがないとか、ドーハの悲劇とか、一生懸命ネガティブな要素を拾い集めて、「負けたら解任」なんてストーリーを作ってしまっている。そういうネガティブな報道はいかがなものかと思うんだよ。

清水 同感です。ただ、新聞記者側の心情も理解できますけどね。ネタがないからって、どんな小さなスペースでも、真っ白で新聞を出したらとんでもない損害になってしまう。例えばサッカーの試合を運営していて、「いいプレーができないんで今日は後半を30分で終わりにします」なんて、絶対にいえないはず。情報がなくても、相手のユニホームを引っ張ってでも、何かをヒネり出さなければいけない。そういうつらさを理解してくれている人って、意外と少ないと思うんですよね。……ただ、記者会見でニコニコしてたのに、翌日の新聞でド辛口というのは、あまり好感の持てるやり方ではないですが(笑)。

後藤 そうなんだよ。だから自分で手を挙げて、「あなたのやり方はおかしいから辞めたほうがいいと思うけど、どうですか?」って聞けばいい。そして岡田監督が本当に辞めたほうがいいって思っているなら、3-0で勝利した翌日の新聞紙面で、「やっぱり岡田監督じゃダメだ」って書けばいい。前日会見でカタールの記者が岡田監督の進退問題について聞いていたけど、あれも本当に彼の質問なのかは怪しい。

清水 何だか風通しが悪いというか、メディアと取材対象の関係が不健康になっている感じはありますね。

後藤 ドーハの悲劇があった93年ころは、チームもオープンだったんだよ。試合の後にサポーターみんなでホテルに行ってさ。待ってたらカズが上から降りてきて、一緒に話をしたりさ。今だったらホテルに入るのもダメです、っていわれちゃうわけでしょ。その後の97年は、みんなで日本を勝たせなきゃっていう一体感がチームにもメディアにもあった。あのときは本気でみんなで初出場を果たしたいって思ってやってた時代だからね。あのときの岡田監督は本気でピリピリしてたけど、今よりも少しは会話できた気がする。今は「All for 2010」なんていってるけど、全然「All for」じゃないよ。

清水 足を引っ張り合った結果、解任ばかりで盛り上がる状態っていうのは、やっぱり寂しいですよね。サッカーを知らない人が見たら、スタジアムに行く気持ちになんて絶対にならないでしょうし。

後藤 そう。そうなんだよ。明日の新聞はどうなってるんだろうね。

清水 この勝利が、本当の「All for」に戻るようなキッカケを作ってくれればいいんですけど……。

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