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2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート

2008/11/22

2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート
日本代表-カタール代表 対談レポート

後藤健生(サッカージャーナリスト)、清水英斗(本誌) 構成

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STRIKER DX名物 対談レポート
ワールドカップ本大会を見据えた、オーストラリア戦に

清水 第4戦はいよいよ、来年2月にオーストラリアと対決するわけですが、ここはどうでしょう?

後藤 まぁそれはもう、1位2位決定戦だからそう気にしなくていいんだけど(笑)。ここの問題は、2月に行われるということ。日本はシーズンオフに試合をしなきゃいけない。相手のオーストラリアはシーズン真っ最中で、ケガや疲れはあるだろうけど、いいコンディションで来るからね。ヨーロッパから来るから、日本の気候が寒くても平気だし。ただ、今年の日本の場合は、1月にアジアカップ予選があって、その前にも練習をするから多少はマシだろうけど。

清水 日本のホームとはいえ、オーストラリア側にもアドバンテージがあるというわけですね。

後藤 僕は最終予選8試合の日程を見たときに、9月の暑いバーレーン戦と、2月のシーズンオフのオーストラリア戦は負けてもしょうがないゲームだと思った。バーレーンの場合は相手がシーズンオフだったことも手伝って、勝てたわけだけど。だからもう、2月のオーストラリア戦は負け覚悟で、内容重視でも構わないと思うんだよ。

清水 ただ……ちょっと気になるのはウズベキスタンですけどね。監督が代わり、明らかに日本戦のウズベキスタンは、予選の中でも自己ベストのパフォーマンスを発揮した。あのチームが調子を上げてきているというのは、今後、不気味な存在ではありますけどね。

後藤 まぁウズベキスタンも強いけど、そんなに安定してるわけじゃないから。ずっと連勝することはないと思うんだよ。さっき某ベテランライターは、「まだわからない。数字上はどうにでもなる」っていってたけど、さすがに勝ち点1のチームだからね。確実だと思うよ。

清水 日本は確実と。ドイツワールドカップのイタリア優勝を予想した後藤さんですから、お墨付きをいただいておきましょうか(笑)。

後藤 あとは、ワールドカップ本大会のことを考えたときに、オーストラリアみたいなチームと試合をするのは、非常に役に立つよね。カタールやバーレーンに勝つサッカーを練習したって、本大会とは全く違うわけでしょ。そうなると、オーストラリア戦に向けた準備っていうのは、即、本大会に向けた準備にもなるわけで。

清水 なるほど。多少、負ける余裕ができたことで、そういうシミュレーションも考えることもできると。オーストラリア戦、なかなか味わい深い試合になりそうですね。
12月12日発売のストライカーDX本誌で、オーストラリア戦プレビューを特集予定

後藤 本大会で本当に強いチームとやる場合に、例えばアウトサイドから日本よりずっとうまい選手がフルパワーのスピードで走ってくるような習慣づけが、日本の場合、まだ全然ないから。やっぱり今のまま、強いチームが本気で来たら、ズタズタにされちゃうと思うんだよね。攻めにいくときは、本気で人数をかけて攻めなきゃいけないと思うし、そういうことを習慣にするためには、そういう相手とやらなきゃいけない。アジア予選で勝つためのサッカーっていうのは、暑い気候の中で、カウンター主体のチームを相手に、できるだけパスを回して慎重に勝つというような試合をせざるを得ない。アジアで勝つためのサッカーと、世界と戦うサッカーはかなり違うんだよ。これが日本の難しいところ。暑さとか時差の調整とか、そんなことばっかりやらなきゃいけないから。ヨーロッパや南米なら、予選の1試合1試合が本大会に向けた準備になるのに。

清水 そう考えると、せっかくオーストラリアがアジアに入ってくれたんで、このチームと切磋琢磨するチャンスを逃がす手はないですよね。

後藤 そう。オーストラリアにサウジアラビアに韓国にイラン。こういうチームばっかりで予選をやれば、アジアの予選でもちゃんとした攻め合いをする試合ができると思う。だけど、そうじゃないからね。先日、ウルグアイが札幌に来て本気の試合をしてくれたのは本当にありがたい経験だったけど、あんなことをしてくれるチームはほとんどないだろうから。予選が終わったら日本がアウェーに出かけて強化するしかないよね。

>ページ[3] ”本当の「All for 2010」”へ続く

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