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2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート

2008/10/16

2010FIFAワールドカップ南アフリカ どうなる日本!? 激動の最終予選レポート
日本代表-ウズベキスタン代表 対談レポート

小池正人(本誌)、菊地芳樹(本誌)、清水英斗(本誌) 構成

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10月15日(水)/19:30キックオフ/埼玉県・埼玉スタジアム2002/観客55142人/試合時間90分
日本 1(1-1、0-0)1 ウズベキスタン

得点者
(日)玉田
(ウ)シャツキフ
ゲームのあらすじ
高い位置からプレッシングを仕掛けてきたウズベキスタン。立ち上がりの日本はプレッシャーを受けて浮き足立ってしまい、前半27分にはウズベキスタンの思惑がピタリとはまったカウンターから、シャツキフに先制ゴールを許してしまう。しかし日本もそこから立ち直り、前半40分、中村俊輔のクロスを大久保嘉人が折り返したところを玉田圭司が押し込んで同点に追いつく。そして後半、さらにボールを支配して圧倒的に攻め込んだ日本だったが、逆転ゴールを奪うことはできなかった。

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菊地 UAE戦の後にさ、今の日本は中盤からプレッシャーをかけられるとバタつくんじゃないかっていう話をしたんだけど、ものの見事にそういう展開になってしまったね。

小池 ベタ引きされて崩せない、前からボール取りに来られて回せないじゃ、どうにもならないって思ってたら、本当にどうにもならなくなってきてしまった!(笑)。

菊地 バレてきたよね。実は日本、そんなに中盤回せないぞって。DFラインがパスコースを限定されて、遠藤保仁のところぐらいしか入れるところがなくて、そこから縦パスが入らない。で、結局戻して、田中マルクス闘莉王が我慢できなくて大きく蹴っちゃうんだけど、蹴ったところでヘディングで勝てるわけではない、というような前半だと思って見てましたが。

清水 そうですね。ただ、途中まではそんな感じだったんですけど、日本名物の右サイドコンビがそこを打ち破ってくれましたよね。内田篤人を走らせて中村俊輔がそこを使うという。

菊地 そうだねえ。

清水 内田は本誌「ストライカーDX」流にいうと、「稲妻シザーズ」、「ドロー&アウト」など、フェイントの種類が多彩になってガンガン突破を成功させましたよね。俊輔とのワンツーも、ただ縦に走るんじゃなくて、縦に行くフェイクを入れて中央に走り抜けたり、メッシをほうふつとさせるようなプレーもあった。玉田からボールを受けた後、最後はクロスが流れちゃったけど。

菊地 その玉田のフリックから、その脇を内田がビュッと走り抜けるようなプレーって、ラグビーでブラインドサイドをバックスが突破するのに似てると思って見てた。ああいう敵の裏をかけるプレーを何回もできるようにしないと、日本は厳しいよね。コンビネーションを合わせる作業、これはもう時間との戦いになるんだろうけど。

清水 右サイドに対して、左サイドの香川真司と阿部勇樹のコンビはちょっと絶望的でしたしね(笑)。役割の違いももちろんあるけど。やっぱり、俊輔&内田のように、タイプのギャップが大きい選手同士のコンビネーションは面白いですよ。

菊地 左サイドは急造も急造だからねえ。ただ、今日の俊輔はつぶされたよね。いつもよりも敵が近いから肉弾戦になることが多くて、体力を消耗した後半はミスも増えてきたし。こういう展開になると、この後の予選も苦しいと思う。

清水 球離れが悪かったですよね。ただ、それでも俊輔に無理をしてもらわないと日本はチャンスが作れない。これがジラルディーノとか、イタリアのFWだったら、何となく当てられたボールを敵を背負いながら半歩かわしてシュート、みたいな場面を作れるじゃないですか。でも日本のFWだとはそういうわけにはいかない。だから中盤で無理をする選手が必要になる。

菊地 日本はペナルティーエリアの中で、もう一個パスをつながなきゃゴールできないんだよね。例えば得点シーンでもさ、もっとレベルの高いチームなら、大久保嘉人のところでゴールが決まってる。だけど日本は、あそこで大久保が折り返して玉田っていう、もうひと手間をかけないとゴールにならない。攻撃に手間ひまがかかるんだよね。

清水 そういうサッカーも、面白いっちゃ面白いんですけどね。

菊地 まぁね、嫌いじゃないけどね。ウズベキスタンのカシモフ監督も好きみたいだったし(笑)。

清水 「日本は、カタール、オーストラリアよりも強いと思う。そして私の好みでいえば、日本のサッカースタイルが好きだ」なんていってましたね。

小池 ほめ殺しタイプだな。

菊地 バーレーンのマチャラ監督とは違う戦術できたってことか。マチャラはツンデレ系だったけど(笑)。

小池 「デレ」はないタヌキだよ。

清水 ほめて乗せておいて……来年アウェーにご招待。そういうわけですか。危ない危ない、乗せられないように気をつけなければ!(笑)

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