佐藤 まあ、今日は2失点に尽きるよ。終わり方が全然良くない。
中山 バーレーンは0-3で終わっていたら、意気消沈で、このグループでももう終わってしまっていたかもしれない。それが、2点取れたもので、行ける気持ちになっちゃった。そういうスキを与えたのはマズかった。
浅田 確かに、5チームのうち1つを、もう終わらせられたかもしれないのにね。
中山 バーレーンとしては、日本とのアウェイ戦で1-0で勝てば、日本に対して五分になるわけですから、やる気が出ちゃうよ。
佐藤 仮に3-0だったら、他の国が見ても、「日本は強い」と脅威を与えられたのに。3-2だったら、「バーレーンにこんな試合しているのか」と思われるよ。
浅田 下手したら3-3だった。
佐藤 怖かったよ。ヒヤッとした(笑)。
飯塚 15番のオマルが右前にダーっと持ち上がってねぇ。
中山 シュートがもう少しうまい選手だったら、決まっていたね。
浅田 まあ、でもそれは日本も同じことがいえる。
中山 まあ、今日は、どっこい、どっこいだったということですよね。何にしてもラッキーだったよ。さて、この勝ち点3が、後にどう響いてくるのかだよね。
浅田 加茂ジャパンのときのウズベキスタン戦(97年9月7日 ○6-3)を思い出すゲームだった。点取りまくって。ああ、いいぞ、いいぞってなったら、点を結構取られていて。大勝にはなったけど、後からそのツケが来たといわれている。
中山 その次のUAE戦で引き分けたときは(97年9月19日 △0-0)、まだ雰囲気として「ヤバイ!」というのはそんなになかった。その後韓国にやられて(97年9月28日 ●1-2)……。
佐藤 あのときはUAEが全然動けなくて、日本は攻めていけば絶対点取れるよって、いっていたんだよなあ。でも行かなかったんだよね。
中山 確かに選手それぞれは、今日はセーブしようとか、終盤疲れるかもしれないとか、いろいろ悩みはあるでしょうね。
浅田 まあ、明らかにこう、セーブしようという意識はあったよね。
中山 それは監督が最初に、「この気候だから、そんなに無駄に走るな」とか、「前からあまり追わなくて、自分のポジションに帰れ」とかいえばいいのに、何もないから、「あれっ? 前からチェイスしたほうがいいのか?」とかなるんじゃないかな。
佐藤 バーレーンが最初から来なかったからでしょ。それでゲームプラン的にどうしようというのはあったんじゃないかな。
浅田 バーレーンは本当に、思った以上に引いたね。前3人だけ残して。
中山 慎重に入ったんでしょうね。
佐藤 だって、点を取られてからも、そんなに出てこなかった。
浅田 出てきたのは、後半の頭だけだった。
中山 すごく精神状態がハッキリ出るチームなんですね。1点取られた後、カァーっと熱くなっていたし。
浅田 ムラがあるチームなんですね。マチャラ監督は、「サイコロジカル・プロブレム」といっていたね(笑)。
飯塚 「ラマダン・プロブレム」とも。
(第2回に続く)
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